アブラゼミ(油蝉) 福光村・昆虫記 Fukutomi design office 元に戻る 目次
#S001 Graptopsaltria nigrofuscata Motschulsky
半翅目/カメムシ目>セミ科
時期: 7月下旬〜9月下旬
分布: 北海道,本州,四国,九州,対馬,朝鮮半島,中国南部
生息域: 山地から平地の林に生息し、果樹園や町中の庭先の木,雑木林とほとんどの所にいます
大きさ: 全長(頭部先から翅端まで)51〜60mm
体長35〜38mm
食樹: 果樹など各種広葉樹の樹液
鳴き声: ジリジリ♪♪
 翅が油色で不透明なセミは日本に本種と、沖縄に生息するリュウキュウアブラゼミしかいません。だれでも知っている普通のセミですが、日本以外では珍しいそうです。世界のほとんどのセミの翅は透明で、不透明といっても透明な翅に有色模様があるものだそうで、アブラゼミの様に透明部分がなく、全体に色が付いているものは極わずかだそうです。
■アブラゼミの由来は羽の色からではなく、油を煮たたせているときの音が、真夏の暑い時期にジリジリと鳴くアブラゼミの声に似ているからだそうです。
■本種は産卵から6年かかって成虫になります。幼虫期は5年で、成虫の寿命は一般に15〜20日です。 

成虫
 #S001 撮影F:2003/08/18 温泉津町福光 [拡大  #S001−1 撮影F:2003/08/18 温泉津町福光
 #S001−4 撮影C:2004/07/17 温泉津町福光 [拡大  #S001−5 撮影C:2004/07/17 温泉津町福光
 #S001−8 撮影F7:2007/08/06 温泉津町 [拡大  #S001−9 撮影F7:2007/08/06 温泉津町
 #S001−10 ♂ 撮影F7:2007/08/26 温泉津町  #S001−11 撮影F7:2007/08/26 温泉津町
 #S001−12 ♀  #S001−13 ♂
 #S001−7 撮影F7:2005/08/22 温泉津町  #S001−17 撮影CX120:2009/08/30 相模原市
 #S001−18  #S001−19 ♂ 撮影F7:2008/09/02 温泉津町
 #S002−a1,−a3,−a7 羽化経過  #S002−a2,−a5,−a8 羽化経過

幼虫
 #S002−a11 撮影F7:2005/08/20 相模原公園  #S002−a12 撮影F7:2005/08/20 相模原公園
 羽化できずに力尽きたようです。触ると少し肢を動かすほどでした。  脱け殻
 #S002−a13 撮影F7:2007/08/15 相模原公園  #S002−a14 撮影F7:2007/08/15 相模原公園
 #S002−a15 撮影F7:2007/08/26 温泉津町  #S002−a16 撮影F7:2007/08/26 温泉津町


[注]撮影F:FUJIFILM FinePix−S7000, 撮影C:OLYMPUS C−750UZoom, 撮影D:KONIKA MINOLTA DiMAGE−Z3

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