エサキモンキツノカメムシ(江崎紋黄角亀虫) 福光村・昆虫記 Fukutomi design office 元に戻る 目次
#S019 Sastragala esakii Hasegawa
半翅目/カメムシ目>ツノカメムシ科
時期: 5月〜10月,成虫で越冬し、7月に新成虫が発生
分布: 北海道,本州,四国,九州,対馬,奄美大島
朝鮮半島,中国
生息域: 低地から山地
大きさ: 体長11〜14mm
食草: 成虫はミズキ,ハゼノキ,コシアブラ,ウド,カラスザンショウ,サンショウなどで見かける。
幼虫は主にミズキ,ハゼノキに寄生する。
 背面は褐色で、頭部周辺や体周囲が黄緑色から青緑色をしています。肩の部分の側角は黒く、横に尖っています。名にあるモンキは小楯板(しょうじゅんばん)にある黄色い紋のことで、ハート型をしています。この紋が白いタイプもいるそうです。

■♀の成虫は、卵や弱齢幼虫を守る習性があります。
■似た仲間>モンキツノカメムシ:黄色紋は角どない逆三角形で、側角は長く横に張り出しています。

成虫
 #S019 撮影F7:2008/08/24 東京都町田市 [拡大  #S019−1 撮影S10:2009/09/03 大田市温泉津町
 #S019−2 撮影S10:2009/09/03 大田市温泉津町  #S019−4 撮影S10:2009/05/14 大田市
 #S019−5 撮影S10:2009/05/14 大田市  #S019−6 撮影S10:2010/05/14 東京都町田市
 #S019−8 撮影S10:2010/05/14 東京都町田市  #S019−9 撮影S10:2010/05/14 東京都町田市

幼虫
 #S019−3 撮影F7:2008/08/15 大田市温泉津町  #S019−7 5齢幼虫 撮影S10:2010/06/29 相模原市
 ♀が幼虫を守るために、体でかばう行動をとっていたそうです。小学館の昆虫図鑑によりますと、この行動は卵のときから行うそうです。さすがに幼虫を体で被えるのは、1齢〜2齢ぐらいだと思われます。  写真はセグロツノカメムシの幼虫にも似ています。撮影者によれば、この周辺でセグロツノカメムシは、見たことがないそうです。

[注]撮影F7:FUJIFILM FinePix−S7000, 撮影C:OLYMPUS C−750UZoom, 撮影D:KONIKA MINOLTA DiMAGE−Z3

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