ヒメアカタテハ 福光村・昆虫記 Fukutomi design office 元に戻る 目次
#C039 Cynthia cardui(Linnaeus)
鱗翅目>タテハチョウ科>タテハチョウ亜科
時期: 5月〜6月、9月〜11月頃年数回発生
分布: 日本を含み世界全域(大陸間の長距離を移動する)
生息域: 平地から山地の草原
体長: 開張42〜50mm、前翅長24〜28mm。
食草: 幼虫はハハコグサ、ヨモギ、ゴボウやカラムシなどのイラクサ科植物を食べ、成虫は各種の花に集まる。
 ♂♀の模様の違いはあませんし、少し似た仲間もアカタテハしかいませんから、すぐ区別できます。大陸間の長距離移動ができる体力のあるチョウです。

成虫
 #C039 撮影C:2004/07/17  温泉津町福光  #C039−1 撮影C:2004/07/17  温泉津町福光
 写真に写っている肢は後肢と思いますが、中肢がありません。何かの事情で失っものと思われます。タテハチョウは前肢が退化して無く、後肢,中肢の2対しかありません。
 #C039−2 撮影C:2005/  温泉津町福光  #C039−3  撮影F7:2006/ 相模原公園
 #C039−4 撮影F7:2007/9/22 温泉津町  #C039−5 撮影F7:2007/9/22 温泉津町
 #C039−6 撮影F7:2008/10/02 温泉津町  #C039−7 撮影F7:2008/10/02 温泉津町


資料
 #A003 カラムシ(イラクサ科)  #C186 アカタテハ
 野原や道端で普通に見かける植物で、背丈は1〜2mに成長します。葉の裏は灰白で細かい毛が生えています。茎は繊維が多く頑丈で、木質化します。繊維が多いので昔は編布(織布とは別)の材料にされたそうです。現在は他の繊維に混ぜて利用されているそうです。名前の由来は布にする繊維を、茎を蒸して取っていたことから、茎(から)蒸(むし)と呼ばれるようになったそうです。花は目立たず、葉の後ろの方に白い花を咲かせます。似た仲間にイラクサ科のヤブマオ、アオミズがあります。  

[注]撮影:又は撮影F:FUJIFILM FinePix−F410, 撮影C:OLYMPUS C−750UZoom, 撮影D:KONIKA MINOLTA DiMAGE−Z3

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