キタテハ 福光村・昆虫記 Fukutomi design office 元に戻る 目次
#C029 Polygonia c-aureum
鱗翅目/チョウ目>タテハチョウ科>タテハチョウ亜科
時期: 5〜11月で比較的長い
分布: 北海道,本州,四国,九州
生息域: 低山地から平地の林周辺
大きさ: 開張50〜62mm、前翅長25〜31mm
食草: 幼虫はカナムグラ,カラハナソウの葉を食べる。
成虫は花や樹液に集まる。
 夏型と秋型がいて色も形も少し違います。秋型は橙色の部分が濃く、黒い部分が少ないです。翅の縁の切れ込みも深くなります。翅表の色は橙地に黒い紋があります。後翅表の黒い紋には蛇の目模様の様な青白い点があります。
■翅の裏は枯葉模様で、秋に枯木や枯葉に止まると、保護色になります。橙色の翅を立てて枯葉に似せて止まることからこの名が付いています。後翅の白い”く”の紋が特徴です。似た仲間にシータテハ,エルタテハがいます。これらの種も後翅の裏側に白い”C”または”L”の紋がありますが、模様が違いますし、縁の切れ込みがより深く、小さめの尾状突起(びじょうとっき)が見られます。

成虫
 C029 撮影C:2004/05/12  温泉津町福光   #C029−1 撮影C:2004/05/12  温泉津町福光
 #C029−4 撮影C:2005/07/21 温泉津町 夏型  #C029−3 撮影C:2004/07/12 温泉津町福光 夏型
 #C029−6 キタテハ秋型 [拡大  #C029−7 キタテハ秋型
 撮影F7:2005/10/04  温泉津町  撮影F7:2005/10/04  温泉津町
 秋型は赤味のある橙色地に浮き上がった黒い豹紋柄をしています。普段は翅をたたんでいて、見える翅裏は地味で褐色した枯葉模様のため、突然翅を広げられると、なぜか圧倒される美しさを感じます。  秋型の翅裏は濃い茶褐色で、”く”の銀紋が浮いて見えます。
 #C029−8 撮影F7:2005/10/13 温泉津町  #C029−9 撮影F7:2005/10/13 温泉津町
 #C029−10 撮影F7:2007/08/26 温泉津町  #C029−5 撮影F7:2005/08/26 温泉津町
 #C029−11 撮影F7:2007/09/22 相模原公園  #C029−12 撮影S10:2007/09/02 相模原公園
 #C029−13a 撮影F7:2007/10/07 町田市  #C029−13b 撮影F7:2007/10/07 町田市
 #C029−18 撮影S10:2007/10/17 町田市  #C029−19 撮影S10:2010/10/23 横浜市


幼虫
 #C029−14 撮影F7:2007/10/07 温泉津町  #C029−15 撮影F7:2007/10/17 温泉津町


 #C029−16 撮影F7:2007/10/07 温泉津町  #C029−17 撮影F7:2007/10/17 温泉津町

[注]撮影:又は撮影F:FUJIFILM FinePix−F410, 撮影C:OLYMPUS C−750UZoom, 撮影D:KONIKA MINOLTA DiMAGE−Z3

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