クヌギカメムシ(橡亀虫) 福光村・昆虫記 Fukutomi design office 元に戻る 目次
#S047 Urostylis westwoodi Scott

半翅目/カメムシ目>クヌギカメムシ科
時期: 幼虫期4〜5月,成虫は5月に出現
分布: 本州〜九州
生息域:
体長: 12mm前後
食樹: クヌギ,カシワ,コナラ
 全体は黄緑色から淡い黄褐色をして、小さな黒点が散らばり、縁が黄白で縁取られています。写真と違って、胸部背や小楯板が黄褐色のものもいます。また秋頃になると特に肢などが赤味を帯びてきます。クヌギ,コナラに寄生し、葉の汁を吸います。
■似た仲間>ひっくり返して♂の生殖器の形や、気門の色で判断しないと、同定できません。
クヌギカメムシ♂:
 気門黒,生殖節の中央部の形→先端が徐々に細くなる形
サジクヌギカメムシ♂:
 気門体色,生殖節の中央部の形→先端がスプーン形
ヘラクヌギカメムシ♂:
 気門体色,生殖節の中央部の形→先端が平行なヘラ形
♀は気門の色からクヌギカメムシと同定できる様ですが、後の種の同定は、専門家でないと無理のようです。
 掲載写真のほとんどは気門が黒色で、♂の生殖節の中央は先が細くなっているでクヌギカメムシと同定しています。

成虫
 #S047 撮影F7:2005/05/20 温泉津町  #S047−6 撮影F7:2005/05/17 温泉津町
 #S047−7 撮影F7:2005/05/20 温泉津町  #S047−8 撮影S10:2011/06/04 東京都町田市
 #S047−17,−18 撮影F7:2007/12/26 温泉津町  #S047−19,−20 撮影F7:2007/12/26 ♂生殖節
 気門は黒、♂の生殖器の突起は徐々に先で狭まる形ですので、写真#S047−17〜20は、クヌギカメムシで間違いないと思います。

幼虫
 #S047−1 撮影F7:2005/05/07 温泉津町  #S047−4 撮影F7:2007/05/02 温泉津町

 #S047−2 撮影F7:2006/12/16 温泉津町  #S047−3 撮影F7:2007/01/07 温泉津町
 #S047−15 撮影F7:2007/12/26 温泉津町  #S047−16 撮影F7:2007/12/26 温泉津町
 #S047−21 撮影F7:2007/12/26 温泉津町  #S047−22 撮影F7:2007/12/26 温泉津町 
 キイロテントウが卵を食べているところです。  
 #S047−13 撮影F7:2006/12/31 相模原市  #S047−14 撮影F7:2006/12/31 相模原市


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