ミンミンゼミ(みんみん蝉) 福光村・昆虫記 Fukutomi design office 元に戻る 目次
#S006 Oncotympana maculaticollis Motschulsky
半翅目/カメムシ目>セミ科
時期: 7月下旬〜9月下旬
分布: 北海道南部,本州,四国,九州,対馬,朝鮮半島
生息域: 平地から低山地
大きさ: 翅端までの全長55〜64mm、体長33〜36mm。
食草: 成虫は、サクラやケヤキによく集り、樹液を吸う。
鳴き声: ミーン・ミン・ミン・ミン・ミー♪♪ ミンは3回
これを7〜10回程度繰り返えします。[♪鳴き声
 全体に小太りで、扁平な形をしています。翅は透明、胸部背は黒色で、緑や白色の模様が見られます。色や模様には変異が多く、四つの型に分けられています。
1.普通型:胸部背は黒色で、緑色の模様が見られる
2.緑化型:胸部背は緑色で、黒い模様が見られる
3.黒化型:胸部背ほぼ全体、黒い
4.ミカド型:胸部背ほぼ全体、緑色

■日本のセミの多くは、地中にいる幼虫期が3年で、ミンミンゼミは長く7年です。世界の中で長いものは17年だそうです。成虫としての命は1,2週間です。

成虫
 #S006−14,−15♀ 撮影S10:2011/10/05 町田市  #S006−2,−3 撮影F7:2005/09/01 温泉津町[拡大
 #S006−4,−5♀ 撮影S10:2009/08/06 相模原公園  #S006−6,7♀ 撮影S10:2009/08/06 相模原公園
 #S006−10,−11♂ 撮影S10:2010/08/16 横浜市  #S006−12,−13♀ 撮影S10:2010/08/16 横浜市
 ♂は腹弁が大きい。
腹弁(ふくべん):♂は腹弁につく発音筋で、背弁の下にある発音膜を振動させて鳴く構造のため、♀に比べかなり大きい。
 ♂に比べて全体に丸く、腹部の先が膨れて突出しています。
 #S006−16♀ 撮影S10:2011/10/05 町田市  #S006−17♀ 撮影S10:2011/10/05 町田市


[注]撮影F7:FUJIFILM FinePix−S7000, 撮影C:OLYMPUS C−750UZoom, 撮影D:KONIKA MINOLTA DiMAGE−Z3

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