ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋) 福光村・昆虫記 Fukutomi design office 元に戻る 目次
#C038 Argyreus hyperbius/Linnaeus
鱗翅目/チョウ目>タテハチョウ科>タテハチョウ亜科
時期: 2月〜12月、沖縄では1年中
分布: 関東以西〜九州,四国,屋久島,沖縄,南西諸島
注:最近まで近畿地方が北限
生息域: 河原,山地の草原,市街地で普通に見られる。
体長: 開張60〜72mm、前翅長37〜44mm。
食草: スミレ類
 他のヒョウモンチョウとは特に後翅の白い模様に違いがあります。♀の前翅の表側の上部は黒紫色で白い模様があり、♂と違う模様をしています。♀は毒のあるカバマダラに似せて鳥に食べられない様にしているそうです。
C038 ♂C038 ♀
 ♂   ♀

動画S038_1

成虫
 #C038 ♂ 撮影C:2004/07/12 温泉津町福光  #C038−15 ♂ 撮影S10:2007/10/17 町田市
 #C038−1 ♀ 撮影F7:2005/10/01 温泉津町  #C038−2 ♀ 撮影F7:2005/10/01 温泉津町
 ♀は毒をもつカバマダラの模様に似せて、鳥などから身を守っているそうです。♂は豹紋蝶そのものの模様で、なぜ♀だけカバマダラの模様なのか不思議です。カバマダラは南西諸島から南に分布していますが、本種は関東以南に分布しています。南西諸島以北に分布する本種の♀は図鑑にある様に外敵から身を守れているか疑問があります。 カバマダラ:
■カバマダラの♂と♀は後翅の性標以外同じ模様をしています。
■カバマダラは幼虫期にガガイモ科のトウワタを食べ毒成分を蓄積し、成虫までこの毒成分を持ち続けます。
■カバマダラは南西諸島から南に分布。
 #C038−3 ♀[拡大] 撮影F7:2005/10/14 温泉津町  #C038−4 ♀ 撮影F7:2005/10/14 温泉津町
 #C038−5 ♀ 撮影F7:2005/10/14 温泉津町  #C038−6 ♀ 撮影F7:2005/10/14 温泉津町
 #C038−7 ♀ 撮影F7:2007/07/03 温泉津町  #C038−9 ♂[拡大] 撮影F7:2007/07/26 温泉津町
 #C038−10 ♀ 撮影F7:2007/09/22 温泉津町  #C038−11 ♂ 撮影F7:2008/10/02 温泉津町
 #C038−12 ♀ 撮影F7:2008/10/02 温泉津町  #C038−13 ♂ 撮影F7:2008/10/30 温泉津町
 #C038−18,−20 ♂ 撮影S10:2011/05/02 横浜市  #C038−19,−21 ♂ 撮影S10:2011/05/02 横浜市


 #C038−16 蛹 撮影S10:2010/10/23 横浜市  #C038−17 蛹 撮影S10:2010/10/23 横浜市

[注]撮影:又は撮影F:FUJIFILM FinePix−F410, 撮影C:OLYMPUS C−750UZoom, 撮影D:KONIKA MINOLTA DiMAGE−Z3

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