似た仲間1 赤い上翅の似た仲間 福光村・昆虫記 Fukutomi design office 元に戻る
アカハネムシ
 #K084 アカハネムシ♀(アカハネムシ科)
 撮影C:2005/05/04 温泉津町
 体長12〜17mm。頭部,胸部,肢,触角が黒色で、上翅が闇赤色です。ヒメアカハネムシとあまり変わらない色と思いますが、図鑑には本種が闇赤色、ヒメアカハネムシが赤褐色と記載されていました。幼虫は朽木(くちき)の樹皮下に生活し、樹皮下内部の柔らかい材を食べます。
<似た仲間>
●ムナビロアカハネムシ:違いを調査中


 #K077 ヒメアカハネムシ♂(アカハネムシ科)
 撮影C:2005/04/14 温泉津町
 体長6〜10mm。頭部,肢,触角が黒色で、胸部と上翅が赤褐色です。前胸部背の色には黒いものがいます。写真は頭部前側が平たくへこんでいますから♂です。幼虫は朽木(くちき)の樹皮下に生活し、樹皮下内部の柔らかい材を食べます。
<似た仲間>
●ミゾアカハネムシ:上翅が紅色,胸部が黒色。その他資料なし
 標本と写真を比べると、ヒメアカハネムシよりこちらに似る。


名前 体長mm 頭部 前胸背 触角
アカハネムシ 11.5〜17 複眼間の前が横に窪み♂は深い
♂の頭頂は隆起する
♀の頭頂は隆起しない 
幅は広く、中央に縦溝がある
その両脇後方に3個の窪み
第3節の分岐は短く♀は突起程度
ムナビロアカハネムシ 8〜13 眼間が高く隆起
正中線が盛り上がる
眼と触角の間が深く窪む
黒色
ミゾアカハネムシ 7.5〜11 幅より、長さが少し短い
前縁側方は斜めに切断状
ヒメアカハネムシ 6.5〜10 ♂では眼間に突起はなく、前に楕円の窪み、中央縦が隆起 一般に赤褐色,黒も多い
アナアカハネムシ 9〜11
オニアカハネムシ 9.5〜14 ♂頭頂には垂直前向きの突起がある。
♀の頭頂は隆起している
赤褐色で、側部と背中央部に黒い円紋がある
中央は広くて浅い窪み
♂の第3節の分岐は少し長く、節の長さと等しい
ムナグロオニアカハネムシ
コブアカハネムシ
ウスイロアカハネムシ
オオクシヒゲビロウドムシ

コメツキムシ
 #K041 ニホンベニコメツキ♀(コメツキムシ科)
 撮影C:2004/05/12  温泉津町福光  民家k山側
 体長10〜16mm。コメツキムシの仲間は、上翅付け根あたりの前胸部端が、斜め横三角に張り出しています。上の写真にもそれが見られますから、以前撮影したカクムネベニボタルと区別できます。前胸部背の色も茶褐色と黒色で違うようです。ところが単にベニボタルという種類は、前胸部の端が斜め三角に張り出しています。これに関しては上翅の幅とスジで見分けるしかないようです。カクムネベニボタルに似せているだけで、毒はもっていません。成虫は、昆虫を捕らえて食べます。


ベニボタル
 #K024 カクムネベニボタル♀(ベニボタル科)
 撮影C:2004/05/20  温泉津町福光 林道
 体長8〜13mm。ホタルと名前にありますが、ホタルの仲間ではありません。姿形はホタルに似ていますがベニボタル科という種類です。(ベニボタル科:甲虫目>カブトムシ亜目>コメツキムシ上科に属す科だそうです)。上翅が目立つ赤紫色なのは鳥に対して毒を持っている事をアピールしているからだそうです。


 #K024−1 カクムネベニボタル♂,♀(ベニボタル科)
 撮影C:2004/05/20  温泉津町福光 林道
 交尾しているところです。上が♂で、下が♀です。
■♂と♀は触角で区別できます。♂はクシの歯形の様に、枝分かれしている部分が長いです。♀は枝分かれしている部分が短いため、ノコギリの歯の様に見えます。


 #K051 スミアカベニボタル(ベニボタル科)
 撮影C:2004/06/20  温泉津町福光  林道
 黒い上翅に四隅が赤くなっています。片側の上翅には4条のスジが見られます。撮影者はゲンジボタルと同じ様な大きさといっていましたから15〜18mm前後と思います。簡単に名前が分ると思っていましたが、分りませんでした。●スミアカベニボタル:2004.6.30図書館で山渓フィールドブックシリーズ”甲虫”(山と渓谷社)という図鑑の中に四隅の赤いベニボタルを見付けました。スミアカベニボタルと書いてありました。詳しい資料は現在見つけていません。
A:クシヒゲベニボタル,B:ヒシベニボタル,C:カクムネベニボタル
D:#K051



ベニカミキリカミキリムシ
 #K086 べニカミキリ(カミキリムシ科)
 撮影C:2005/05/05 温泉津町箱坂
 撮影者が杭に使われている竹を割ったら出て来たそうです。体に付いている粉は竹の粉で、黄白の毛で覆われている訳ではありません。古い竹に付く害虫として知られているカミキリムシです。体長12〜17mm。体は黒色で、前胸部背と上翅が赤からくすんだ紅色で、前胸部背に五つの黒色紋があるのが特徴です。黒色紋には変異が多く、つながっているもの等いるそうです。成虫はナシ,クリ,ミカンの花に集まります。幼虫は古いマダケやモウソウチクを食べます。


 K102 ホシベニカミキリ♀(カミキリムシ科)
 撮影C:2005/05/23  浜田市国分町 石見海浜公園
 体長18〜27mm。体は黒色ですが、全体に赤い微毛で覆われていいることから朱赤に見えます。上翅にはまばらに非対称の黒い斑紋が見られます。♂の触角は長く体長の2倍あり、メスは1.4倍以下の長さです。成虫はタブノキ、ヤブニッケイの木の葉や生木の皮を食べます。




[注]撮影:又は撮影F:FUJIFILM FinePix−F410, 撮影C:OLYMPUS C−750UZoom, 撮影D:KONIKA MINOLTA Dimage−Z3

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