ジンガサハムシ(陣笠葉虫) 福光村・昆虫記 Fukutomi design office 元に戻る 目次
#K104 Aspidomorpha indica Boheman

甲虫目>ハムシ科
時期: 4月〜9月,年に1〜2回発生,成虫で越冬
分布: 北海道,本州,四国,九州,
シベリア,中国,台湾,ベトナム,インド
生息域: 平地から山地
大きさ: 体長7〜9mm
食草: ヒルガオの葉、円く穴を開けて食べる。
 平たい楕円の形で、縁全体は透明感のある黄褐色をし、上翅に手足を広げたような黒い紋が見られます。頭部は金色をしていますが、上翅の黒い紋は見る角度によって金色に見えます。似た種に比べ小楯板後ろの上翅の隆起が強く、尖っているそうです。

■名の由来:全体が陣笠に似ているから
■スキバジンガサハムシとよく似ています。成虫は同じくヒルガオの葉を食べ、生活環境も変わらないようですし、色も模様が黒かったり、金色に見えたりと、変わらないようです。違いは、大きさと小楯板後ろの上翅の隆起で判断するそうです。また、上翅の前巾が胸部背の後ろ巾より極端に巾広いように思います。だから本種の方が、丸く見えるのでしょうね。

成虫
 #K104,−4 撮影S10:2009/05/25 横浜市  #K104−2,−1 撮影D:2005/06/14 温泉津町
 #K104−7 撮影S10:2010/05/14 町田市  #K104−8 撮影S10:2011/05/02 横浜市緑区
 #K104−9 撮影S10:2011/05/02 横浜市緑区  #K104−10 撮影S10:2011/05/02 横浜市緑区
 #K104−11 撮影S10:2011/05/15 横浜市緑区  #K104−12 撮影S10:2011/05/15 横浜市緑区


資料
 K104−5 幼虫 撮影S10:2009/06/24 温泉津町  K104−6 幼虫 撮影S10:2009/06/24 温泉津町
 幼虫は成長過程で脱いだそれぞれの齢の脱皮殻を、順番に付けています。スキバジンガサハムシと本種は、抜け殻に糞をくっ付けることはしないようです。糞をくっ付けたものを背負う意味はあると思いますが、脱皮殻のみ背負う意味がありますかね?。鳥は乳白色な小さい固まりを見て、単に空の脱け殻と勘違いするのでしょうか?  アオカメノコハムシ幼虫の糞のカサ同様に、お尻の端上にある数本の棘に脱皮殻がくっ付いているようです。
■写真はスキバジンガサハムシ幼虫の可能性もあります。
 #K250 スキバジンガサハムシ  #K250−1 スキバジンガサハムシ


[注]撮影F7:FUJIFILM FinePix−S7000, 撮影C:OLYMPUS C−750UZoom, 撮影D:KONIKA MINOLTA DiMAGE−Z3

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