モンシロチョウ(紋粉蝶) 福光村・昆虫記 Fukutomi design office 元に戻る 目次
#C043 Artogeia rapae crucivora(Boisduval)

鱗翅目>シロチョウ科>シロチョウ亜科
時期: 3月〜11月
分布: 北海道,本州,四国,九州,沖縄,朝鮮半島
中国からヨーロッパ,集団で大陸を渡る
生息域: アブラナ科植物が植えられた畑
体長: 開張44〜46mm、前翅長27〜30mm
食草: 幼虫はアオムシと呼ばれアブラナ科の植物を食べ、特にキャベツ,イヌガラシを好む。
成虫は黄色や白色の花によく集まる。
 全体に白く、前翅表頂部と中央外寄りに黒い紋をもちます。同じように見える♂♀ですが、見比べると違うようです。
可視光領域で見ると、♂の翅表は白色で、♀は灰白で、光沢があります。紫外線領域で見ると♀はあまり変わらない灰白で、♂は黒く見えます。花も黒っぽく見えますから、紫外線領域が見るチョウの♂は、花に止まる♀が目立って見えます。

春♂ 夏♂ 夏♀
C043 春型♂C043 夏型♂C043 夏型♀
■似ている仲間:オオモンシロチョウ,タイワンモンシロチョウ,スジグロシロチョウ,エゾスジグロシロチョウ

成虫
 #C043 撮影C:2004/08/19 温泉津町福光  #C043−1 ♂ 撮影S10:2011/05/02 横浜市
 写真のチョウは、夏型の♀に見られる、紋が大き特徴があります。  
 #C043−8 撮影S10:2009/05/18 相模原市相模原公園  #C043−9 撮影S10:2009/05/18 相模原市相模原公園
 #C043−4 撮影DSL−P8:2009/07/04   #C043−5 撮影DSL−P8:2009/07/04 


資料
 C043−2 撮影C:2005/07/07 温泉津町 幼虫  C043−6 撮影C:2009/06/27 温泉津町 幼虫
 幼虫は孵化後、まず自分の卵殻を食べ、その後キャベツなど食べて育ち、3週間〜4週間で、蛹になります。終齢幼虫までは4回脱皮し、5回目の脱皮で蛹になります。  
 C063−1蛹  撮影S10:2011/08/07 町田市野津田  C063−2蛹  撮影S10:2011/08/07 町田市野津田
 C063 撮影D:2005/03/21 温泉津町 越冬型の蛹  撮影DSL−P8:2009/03/23 温泉津町福光 キャベツ畑
注:正確にモンシロチョウの蛹であるかの確認はとれていません。
モンシロチョウで10月頃蛹(さなぎ)になるものは、キャベツやダイコン畑から離れて蛹になるそうです。くっ付く場所も枯れてしまう植物ではなく木や壁に付くそうです。この状態で越冬し、3月頃から羽化します。
モンシロチョウ(蛹で越冬)スジグロシロチョウ(蛹で越冬)
 
 #C053−1 スジグロシロチョウ(シロチョウ科)  #C053−2 スジグロシロチョウ(シロチョウ科)

[注]撮影F7:FUJIFILM FinePix−F700, 撮影C:OLYMPUS C−750UZoom, 撮影D:KONIKA MINOLTA DiMAGE−Z3

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