ナミハナアブ(並花虻)/ハナアブ(花虻) 福光村・昆虫記 Fukutomi design office 元に戻る 目次
#H044 Eristalomyia tenax Linnaeus

双翅目(ハエ目)>ハナアブ科(ショクガバエ科)
時期: 4月〜12月まで活動。
成虫で越冬し、冬でも暖かい日は飛び回る。
分布: 北海道,本州,四国,九州,南西諸島
生息域: 平地,畑の周辺で見かける。
大きさ: 体長14〜16mm(約15mm)
食べ物: 幼虫は下水溝などに生活し、腐植物を食べる。
成虫は花の蜜を吸う。
 全体は黒色で、灰黄色粉と淡い黄褐色毛で覆われています。この毛に沢山の花粉を付着させて、花々を飛び回ることから、花粉の媒介者として広く知られています。腹部前寄りに橙色の大きな三角斑があり、翅の中央が褐色しています。幼虫は水の中で生活しているため長い呼吸器管を持っていて、その姿からオナガウジと呼ばれています。

 ナミハナアブ  オナガウジ
        

成虫
 #H044 ♀ 撮影F7:2005/09/28 温泉津町  #H044−1 ♀ 撮影F7:2005/05/17 温泉津町
 #H044−2 ♀ 撮影F7:2005/10/22 温泉津町  #H044−6 ♂ 撮影F7:2008/10/05 温泉津町
 #H044−7 ♂ 撮影S10:2009/05/25 温泉津町  #H044−10 ♂ 撮影S10:2010/05/06 相模原市
 #H044−8 ♂ 撮影S10:2009/05/25 温泉津町  #H044−9 ♂ 撮影S10:2009/05/25 温泉津町
 #H044−11 ♂  撮影S10:2009/05/17 横浜市  #H044−12 ♀ 撮影S10:2009/10/16 相模原市
 #H044−13 ♀ 撮影S10:2009/10/28 相模原市  #H044−14 ♀ 撮影S10:2009/10/28 相模原市


幼虫
 H044−4 撮影F7:2007/02/01 温泉津町  #H044−5 撮影F7:2007/02/01 温泉津町
 撮影者は、野に捨てられていた大きなプラスチック容器の中で見つけたそうです。呼吸器管の先だけ出して、縦に生活していると思っていましたが、撮影者によれば20数匹が横になって、群れていたそうです。  幼虫をオナガウジと呼ぶのは、ナミハナアブだけではないようです。シマハナアブの幼虫もオナガウジと呼ぶそうです。害虫図鑑で幼虫を比べると、シマハナアブの尾が長く見えました。写真はどれくらいの成長過程の幼虫か不明ですが、シマハナアブの幼虫かもしれません。
★2013/01/30追記

[注]撮影F7:FUJIFILM FinePix−S7000, 撮影C:OLYMPUS C−750UZoom, 撮影D:KONIKA MINOLTA DiMAGE−Z3

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