ツチイナゴ(土蝗虫) 福光村・昆虫記 Fukutomi design office 元に戻る 目次
#B010 Patanga japonica Bolivar
直翅目>イナゴ科/バッタ科
時期: 9月〜成虫で越冬〜翌年7月
分布: 関東〜九州,対馬,沖縄
生息域: 乾燥した草原(丈の長い草の間に生息)
体長:
 
32〜50mm。 ♀32〜47mm,♂40〜50mm。
全長(翅先までの長さ)♀52〜59mm,♂50〜56mm。
食草: クズの葉やイネ科植物
 体色は若い内は黄緑色で成熟すると赤褐色になり、白くて細い毛で覆われています。頭頂部から翅付け根まで黄色い線があり、複眼の下に見られる涙の跡の様な青黒い模様が特徴です。
10月頃成虫になり、その姿で越冬し、翌年の春頃から活動します。

■♀は前胸部背の後縁が尖っていますが、♂は丸いです。
■鳴き声:シャキシャキシャキ・・♪♪
■名の由来:漢字で土稲子と書き、成虫で越冬するため周囲と同じ土色になることから、この名が付いています。

成虫
 #B010−3 撮影F:2003/09/22 温泉津町福光  #B010−4 撮影F7:2006/09/14 温泉津町福光
 #B010−5 撮影F:2003/09/29 温泉津町福光 [拡大  #B010−6 撮影S10:2010/05/01 相模原市
 #B010−11 撮影X:2006/03/19 温泉津町福光  #B010−12 撮影F7:2006/10/23 温泉津町福光
 #B010−13 撮影F7:2005/11/05 温泉津町  #B010−15 撮影F7:2007/10/14 温泉津町


幼虫
 #B010−7 撮影F7:2005/08/17 温泉津町 若齢幼虫  #B010−8 撮影F7:2005/09/01 温泉津町 [拡大
 #B010−9 撮影F7:2005/10/02 温泉津町  #B010−10 撮影F7:2005/10/02 温泉津町
 #B010−14 撮影F7:2007/09/09 温泉津町  #B010−16 撮影C:2007/09/06 大田市三瓶町 
 #B010−2 撮影F:2003/09/22 温泉津町福光  #B010−17 撮影F7:2008/09/02 温泉津町
 幼虫は淡い緑色から黄緑色をしていて、黒い斑点が沢山散らばっています。幼虫の体色に関して、「とど」さんから届いた問い合わせ写真によりますと、白っぽくピンク色を帯びた弱齢幼虫がいるようです。ゲストブック
※追記 2010.09.17

[注]撮影:又は撮影F:FUJIFILM FinePix−F410, 撮影C:OLYMPUS C−750UZoom, 撮影D:KONIKA MINOLTA DiMAGE−Z3

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