コメツキムシ,タマムシ福光村・昆虫記リスト
甲虫1(鞘翅目:しょうしもく/コウチュウ目) K1-2
 コメツキムシタマムシ
甲虫1-1 ハンミョウ,ベニボタル,ケシキスイ,その他K1-1
ハンミョウ,その他
甲虫 種類別リスト
 
コメツキムシ
 K021−1 ヒゲコメツキ♂(コメツキムシ科)  #K021−2 ヒゲコメツキ♂(コメツキムシ科)
 撮影S10:2011/06/04 東京都町田市  撮影S10:2011/06/04 東京都町田市
 体長24〜30mm。ヒゲコメツキの♂の触角は櫛(くし)状で、♀は小さな鋸歯(きょし)状です。幼虫の食べるものは、小さな昆虫や小動物で、成虫はブナ,コナラの木に集まります。 ■♂の触角が広がっているのは、♀のフェロモンを感じる為と思います。♀は広範囲に散らばっている可能性があります。
 #K021 ヒゲコメツキ♂(コメツキムシ科)  #K021−3 ヒゲコメツキ♂(コメツキムシ科)
 撮影C:2004/05/16  温泉津町福光 林道  撮影S10:2011/06/04 東京都町田市
 K242 オオハナコメツキ(コメツキムシ科)  #K242−1 オオハナコメツキ(コメツキムシ科)
 撮影F7:2009/05/14 温泉津町  撮影F7:2009/05/14 温泉津町
 体長約11mm。体は黒色で、全体に黄褐色から赤褐色の毛が生えています。小楯板はハート型をしています。よく花に集まることから、この名が付けられています。 ■小楯板がハート型のコメツキ:
オオハナコメツキ,アカアシオオハナコメツキ,ホソハナコメツキ,ツマグロコハナコメツキ,アカアシコハナコメツキ
 K248,−1 アカヒゲヒラタコメツキ♂(コメツキムシ科)  #K248−2,−3 アカヒゲヒラタコメツキ♀(コメツキムシ科)
 撮影S10:2009/05/25 温泉津町  撮影S10:2009/06/02 温泉津町
 体長13〜23mm。全体に平たく、黒い光沢があり、粗く短毛が生えています。肢と触角は赤褐色しています。
■右前肢(あし)を噛んでいるのか、奇妙な動きをしていました。撮影中はずっとこの姿でした。
 図鑑に♂は細く、♀は巾広いとありますから、こちらは♀と思います。
■保育社の甲虫図鑑Vに次の記載がありました。「触角第3節は棍棒状で第2節より長く、第3節以降は鋭い鋸歯状になる。」
 K152 コメツキムシの一種(コメツキムシ科)  #K114 コメツキムシの一種(コメツキムシ科)
 撮影D:2005/06/07  撮影D:2005/06/07
 体長20mm前後の大物。上翅の色,ツヤ,スジは#K108によく似ていますが、形は#K107に似ています。胸部の前側の形は、どちら共違う様に見えます。 ●アカアシコハナコメツキ:体長約5mm。全体が青味のある黒色で、肢が赤い。小楯板はハート型。
 K108 コメツキムシの一種(コメツキムシ科)  K107 コメツキムシの一種(コメツキムシ科)
 撮影C:2005/05/25 温泉津町井田  撮影D:2005/05/20 温泉津町
<似た仲間>●クロツヤクシコメツキ  
 K019 クロクシコメツキ(コメツキムシ科)  #K185−1 コメツキムシの仲間(コメツキムシ科)
 撮影C:2004/04/01 浜田市国分町 石見海浜公園  撮影S10:2009/05/25 温泉津町
 体長14〜17mm。体全体に短い毛が生えていて、黒く光沢はあまりありません。似た仲間にクロツヤクシコメツキがいます。黒い地色に光沢があるので区別できます。胸部と腹部に力を加えてくの字に曲げるとパチンと音を立てて元に戻ろうとします。通常は、仰向けにひっくり返った時に元に戻る為の行為のようです。幼虫はくち木などを食べます。成虫は小さな昆虫を食べます。  
 #K186 コメツキムシの仲間(コメツキムシ科)  #K185 コメツキムシの仲間(コメツキムシ科)
 撮影F7:2007/05/22  温泉津町  撮影F7:2007/05/22  温泉津町
体色 黒色で、強い光沢がある
前胸背板の形 1.縁は中央から頭部まで直線的に狭まる
2.中央から後角の縁は少し広がり、平行でない
3.点刻が見られる
4.正中線,溝は見られない
上翅の形 1.縁は肩から翅先に向かって狭まり、先は細く少し尖っている様に見える
2.縁は肩から中央にかけて狭まり、平行でない
上翅の条溝 溝は深く、毛により点刻確認できず
灰黄褐色、部分的に疎らなヵ所があり、太い毛
触角 赤褐色、前胸背基部にギリギリ達する長さ
(2節+3節)≦4節
小楯板 ハート型ではない
脛節,膝 赤褐色
×アカアシオオクシコメツキ:正中溝がある
体色 闇色から緑黒く、鈍い光沢がある
前胸背板の形 1.縁は中央から頭部まで弓型に狭まる
2.中央から後角の縁は平行
3.点刻が密に見られる
4.正中線,溝は見られない
上翅の形 1.肩から中央までの縁は平行
2.中央後よりから翅先までの縁はやや急に狭まる 
上翅の縦溝 点刻列が確認できる
灰黄褐色、密で細い毛
触角 灰黄褐色、短い
(2節+3節)>4節
小楯板 ハート型ではない
脛節,フ節 不明
×クロツヤクシコメツキ:前胸背板基部中央に浅い溝
★コメツキムシの名前に間違いがありましたので、改めて特徴を確認して修正します。(時間が掛かると思います。)
名前 体長mm 体色 肢・触角の色 特徴
クシ
 コメツキ
15〜16 黒から濃い褐色色 黄色味のある灰白   胸部背の突起先が内側に曲がる
クロクシ
 コメツキ
14〜17 黒色から濃い褐色色で光沢は鈍い 灰白   前胸部背が盛り上がる
粗大点刻あり
クロツヤクシ
 コメツキ
12〜18 光沢がある 黄色味のある灰白   前胸部背中央縦に浅い溝
点刻あり
アカアシオオクシ
 コメツキ
15〜19 黒色
光沢がある
黄色味のある灰白  触角闇褐色
肢赤褐色
前胸部背中央縦に浅い溝
触角が短い
背板後縁角が基部に達する
アカアシオオハナ
 コメツキ
9〜10 黒色
光沢がある
黄褐色 触角と肢
赤褐色〜
闇赤褐色
複眼が大きい
上翅の巾は後へ狭まる
背板後縁角は後方に突出
オオハナ
 コメツキ
10〜11 黒色
光沢がある
黄色味のある赤褐色、毛は倒れている  触角黒褐色
腿節赤褐色
脛節黒褐色
フ節赤褐色 
上翅の巾は後へ徐々に狭まる 
クシコメツキ,クロクシコメツキなど15mm前後のコメツキムシに関する資料を調べています。後一年お待ち下さい。
#K108  #K152 #K019 #K107 #K083 #K114
※作成途中
 体長16o以下の種類  体長,特徴 K108 K107 K083 K019
クシコメツキ 16o,胸の突起の先が内側に曲がる × ×
クチブトコメツキ 胸部が短く幅広 × × × ×
オオハナコメツキ 11o,肢に赤味 × × ×
クロクシコメツキ 14〜17o × ×
クロツヤクシコメツキ 12〜18o,体色黒,黄褐色の毛が生える,強い光沢 × × ×
アカアシオオクシコメツキ 15〜19o,肢赤色,胸部背中央縦に浅い溝 × × × ×
 K042 サビキコリ(コメツキムシ科)  #K042−1 サビキコリ(コメツキムシ科)
 撮影C:2004/05/15  温泉津町福光  撮影C:2005/05/08  温泉津町
サビキコリとホソサビキコリについて調べ中。
前胸背板 W/L
#K042 0.377
#K042−1 0.370
 
記号 サビキコリの種類 図鑑の平均
W/L
サビキコリ 16 0.33〜0.36
ホソサビキコリ 16 0.30〜0.32
C ムナビロサビキコリ 14
 #K042−6 サビキコリ(コメツキムシ科)  #K042−5 サビキコリ(コメツキムシ科)
 撮影F7:2007/05/17  温泉津町福光  撮影F7:2007/08/26 温泉津町
 体長約16mm、12〜16mm。樹皮に似た模様をしていますが、名前は全体鉄錆び色から、サビキコリと付けられています。個体によってはホソサビキコリの様に灰白の斑模様があるものもいるようです。前胸背中央横に目立った1対の隆起が見られます。  幼虫は植物の根や小さな虫を食べます。成虫は樹液、葉、腐った果実、昆虫などさまざまなものを食べる雑食性です。 
 #K042−3 (コメツキムシ科)  #K042−4 サビキコリ(コメツキムシ科)
 撮影C:2007/05/22 温泉津町  撮影S10:2012/05/14 町田市七国山
 K099,−1 ホソサビキコリ(コメツキムシ科)  #K099−2,−3 ホソサビキコリ(コメツキムシ科)
 撮影S10:2009/05/25 温泉津町  撮影S10:2012/05/14 町田市七国山
 体長13〜20mm。大きさは変化が多く、♀に大型種が見られます。体は黒色で、全体褐色の鱗毛が密生していて、灰白の鱗毛が斑模様に散らばっています。前胸背中央横に1対の弱い隆起が見られます。  腹部端の第5節が、全て鱗毛で被われていますので♂です。
 K298 ムナビロサビキコリ(コメツキムシ科)  #K298−1 ムナビロサビキコリ(コメツキムシ科)
 撮影S10:2011/07/07 相模原市  撮影S10:2011/07/07 相模原市
 体長約14mm、12〜17mm。全体に赤褐色から闇褐色で、サビキコリに似ていますが、前胸背の最大の膨らみが中央前寄りにあり、その形には丸みがあるように見えます。また、中央横の1対の隆起は弱いです。  写真からは分りませんが、口と触角は明るい赤褐色をしているようです。 
 K222 クリイロアシブトコメツキ(コメツキムシ科)  #K222−1 クリイロアシブトコメツキ(コメツキムシ科)
 撮影F7:2008/07/15 温泉津町  撮影F7:2008/07/15 温泉津町
 体長7〜9mm。  
 K237 ヨツキボシコメツキ(コメツキムシ科)  #K237−1 ヨツキボシコメツキ(コメツキムシ科)
 撮影F7:2009/05/10 温泉津町  撮影F7:2009/05/10 温泉津町
 体長5.5〜7mm。全体は黒に近い茶褐色で、上翅の前側に1対と後ろ側に1対の黄紋が見られ、それが名になっています。また、後ろの1対が消失した種もいるそうです。 ■似た仲間:ヨツボシムナボソコメツキ 体長6mm
 注.管理人は、ヨツキボシコメツキとの違いを知りません。
 K304 トラフコメツキ(コメツキムシ科)   #K304−1 トラフコメツキ(コメツキムシ科) 
 撮影TG6:2020/04/06 神奈川県座間市  撮影TG6:2020/04/06 神奈川県座間市
 体長9〜14mm。体は黒色で、上面は黄褐色の毛で覆われる。上翅は黄褐色で、会合部と側縁に黒褐色の紋があり、側縁の紋は片側3個の斑紋に見える。脛節と腹部は赤褐色。  
 K100 ウストラフコメツキ(コメツキムシ科)  K191 ヒメシモフリコメツキ(コメツキムシ科)
 撮影D:2005/05/08 温泉津町井田  撮影C:2007/06/12 大田市三瓶町 三瓶山
 体長7〜8mm。体色は黒色で、焦げ茶の毛で覆われています。上翅に薄い褐色紋があり、濃い焦げ茶の部分は前側が”M”、真ん中が”↑”の文字に見えます。”M”と”↑”は翅の合わさる部分で上下つながって見えます。触角と肢は赤褐色です。花に集まります。
<似た仲間>●ヒメウストラフコメツキ:体長7〜8mm。図鑑からは明確な違いの判断ができませんでした。
 体長16〜23mm。体は黒色で褐色した毛で覆われ、灰色毛が斑紋を作って、シモフリと付けられています。成虫は4〜8月に出現して花などに集まります。頭部と胸部の黄褐色の部分は、毛に花粉が付いているものと思われます。
■和名:ヒメシモフリヒラタコメツキ/ヒメシモフリコメツキ(同種)
  学名: Actenicerus orientalis Candeze
 #K267 シモフリコメツキの仲間(コメツキムシ科)  #K267−1 シモフリコメツキの仲間(コメツキムシ科)
 撮影S10:2010/04/20 相模原市  撮影S10:2010/04/20 相模原市
 #K267−2,−3 シモフリコメツキの仲間(コメツキムシ科)  #K267−4,−5 シモフリコメツキの仲間(コメツキムシ科)
 撮影S10:2010/04/20 相模原市  撮影S10:2011/05/02 横浜市緑区
 写真の上翅には銅金色で、黒褐色の斑紋はない。肢や触角は黒褐色ではない。正中溝は不明瞭


×ヨコヅナシモフリコメツキ:Actenicerus giganteus Kishii
世界文化社図鑑U>体長21〜27mm。
保育社図鑑V>前胸背板は黄褐色毛で覆われ、両側が軽く圧せられている。上翅は黒褐色毛と黄褐色毛の明瞭な斑紋があり、触角と足が黒褐色

×ホソシモフリコメツキ:Actenicerus yamashitai Ohira
世界文化社図鑑U>体長14〜16mm。背面は銅金色の強い光沢がある。上翅は淡い黄色から灰黄色の毛が生え、褐色毛で明瞭な斑紋が見られる。前胸背板は細長く狭い。
保育社図鑑V>闇銅色の金属光沢を有し、前胸背板は粗に密に点刻される。

○シモフリコメツキ:Actenicerus Pruinosus Motschulsky

△ヒメシモフリコメツキ:Actenicerus olientalis Candeze

オオシモフリコメツキ:Actenicerus orientalis Candeze

×オオダイルリシモフリヒラタコメツキ:Actenicerus odaisanus Miwa
世界文化社図鑑U>体長15〜19mm。背面は黄緑から青緑色
写真の上翅には銅金色の光沢があり、褐色毛と灰色毛の斑模様で、黒褐色の毛はない。また、黄色味のある真鍮光沢ではない。肢や触角は黒褐色ではない。正中溝は確認できる。

×ヨコヅナシモフリコメツキ:Actenicerus giganteus Kishii
※ヨコヅナシモフリヒラタコメツキ=ヨコヅナシモフリコメツキ

×ホソシモフリコメツキ:Actenicerus yamashitai Ohira

△シモフリコメツキ:Actenicerus Pruinosus Motschulsky
保育社図鑑V>体長12〜17mm。体は細長く、両側は平行状。背面は真鍮色(鈍い金色)の光沢があり、灰色毛で不規則な斑紋をつくる。肢は黄褐色、前胸背の正中部は浅い縦溝を有する。
北隆館図鑑U>体長約13.5mm。銅から赤銅色の光沢がある。灰白毛を装い褐色毛を斑に混ぜる。正中部は前端以外は深い溝。上翅間室に小刻点をそなえる。
北隆館図鑑コンパクト版>体長約18mm。銅ないし銅赤色の光沢をもつ。灰白毛で覆われ、褐色毛が斑に混じる。ヒメシモフリコメツキに似るが、幅広く大きい。正中溝は後半にある。上翅間室はより平たい。
学研図鑑>背面は黒色で銅色の光沢があり、灰白毛を斑紋状に分布。正中溝は後半明瞭。
山と渓谷社図鑑>体長約18mm

○ヒメシモフリコメツキ:Actenicerus olientalis Candeze
※ヒメシモフリコメツキ=ヒメシモフリヒラタコメツキ
保育社図鑑V>体長17〜20mm。体は細長く舟形。背面は暗い真鍮色(鈍い金色)の光沢がある。褐色毛と灰色毛の不規則な斑紋を有するが、時として不明瞭。前胸背板は膨隆し、正中溝は不明瞭。後角は鋭く後方に突出する。地域によって体形変化がある。
世界文化社図鑑U>体長16〜23mm。背面は褐色毛と灰色毛なる斑紋を有し、金属光沢があるが、地域によって色や光沢は異なる。
山と渓谷社図鑑>体長約14mm

?オオシモフリコメツキ:Actenicerus orientalis Candeze
※ヒメシモフリコメツキ=オオシモフリコメツキ
北隆館図鑑U>体長約18mm。シモフリコメツキに似る。幅が広く大きい。正中溝は後半基部寄りにある。

注:赤字カ所は、誤記と思われる。
 K290 シモフリコメツキ(コメツキムシ科)  #K290−1 シモフリコメツキ(コメツキムシ科)
 撮影S10:2011/05/14 横浜市緑区  撮影S10:2011/05/14 横浜市緑区
 5円玉から換算すると体長18mm。真鍮色(鈍い金色)の光沢があり、斑模様は不規則、肢は黄褐色、前胸背板の正中部の溝は浅く見えます。シモフリコメツキだと思います。  写真で見ると銅色ですが、実際に見ると真鍮色に光って見えました。保育社の図鑑の記述は間違っていませんでした。しかし大きさは18〜18.5mmあるみたいですね。
 K289−1 ウバタマコメツキ♀(コメツキムシ科)  #K289−2 ウバタマコメツキ♀(コメツキムシ科)
>拡大< >拡大<
 撮影K100D:2010/08/03 六甲山 逆瀬川上流  撮影K100D:2010/08/03 六甲山 逆瀬川上流
 体長20〜30mm。体は黒色で、黒色と白色から灰褐色の鱗毛を生やし、斑な模様を形成しています。似た仲間がいますが、本種の前胸背は、中央縦に盛り上がり、前縁中央に隆起がなく、後縁中央は突出していません。 幼虫は松の枯れ木に住み、成虫はそれに集まります。
※撮影者:T.Sakurai
■写真の背景は、松の切り株だそうです。
■腹部の先が黒く、丸くないので♀です。
■烏羽玉(ウバタマ)は、和菓子の名でも知られています。飴やアンコを求肥(ぎゅうひ)に包んだもので、黒い玉に見えます。白い砂糖をまぶしたものもあり、ウバタマコメツキの色合いがこれに似ていて、名が付けられたそうです。
 K066 オオフタモンウバタマコメツキ(コメツキムシ科) [拡大  #K066−1 オオフタモンウバタマコメツキ
 撮影C:2004/07/22  温泉津町福光 釜野の山道  撮影C:2004/07/22  温泉津町福光 釜野の山道
 クワの木に付いているコメツキムシです。上翅に1対の半月型の斑紋があり、前胸部背に1対の黒い点がありますからオオフタモンウバタマコメツキと判断しました。気になるのは斑紋に赤色が混じっていることで、図書館で図鑑(原色日本甲虫図鑑 保育社)など調べて見ましたが赤色が混じる記述はありませんでした。 ●オオフタモンウバタマコメツキ:体長26〜32mm前後、大型のコメツキムシです。全体は黒色で、黄褐色や灰褐色の燐毛で覆われています。 日本固有の亜種。上翅の先が平ら。
●フタモンウバタマコメツキ:体長25〜35mm、日本で最大級のコメツキムシです。成虫はマツの木に集まります。上翅の先が三角。
 #K066−2 オオフタモンウバタマコメツキ  K041 ニホンベニコメツキ♀(コメツキムシ科) [似た仲間1
 撮影C:2007/07/18 大田市三瓶町  撮影C:2004/05/12  温泉津町福光  民家k山側
   体長10〜16mm。コメツキムシの仲間は、上翅付け根あたりの前胸部端が、斜め横三角に張り出しています。上の写真にもそれが見られますから、以前撮影したカクムネベニボタルと区別できます。前胸部背の色も茶褐色と黒色で違うようです。ところが単にベニボタルという種類は、前胸部の端が斜め三角に張り出しています。これに関しては上翅の幅とスジで見分けるしかないようです。カクムネベニボタルに似せているだけで、毒はもっていません。成虫は、昆虫を捕らえて食べます。


タマムシ
 K224 クロタマムシ(タマムシ科)  #K224−1 クロタマムシ(タマムシ科)
 撮影EOS:2008/06/30 温泉津町  撮影EOS:2008/06/30 温泉津町
 体長12〜22mm。全体は金属光沢のある暗い銅金色で、緑色から青色をおび、灰白粉で覆われています。灰白粉は死後脱落するようです。マツなどの針葉樹の倒木に集まります。 ■特徴:胸部背は点刻されていますが、正中部とその両横の2箇所の部分には点刻がないそうです。
 K074 ウバタマムシ(タマムシ科) [拡大  #K074−1 ウバタマムシ(タマムシ科)
 撮影D:2005/03/24 温泉津町  撮影D:2005/03/24 温泉津町
 見つけた場所は、松の樹皮の割れ目だそうです。写真では松の樹皮と同化していて、保護色で見つけ難いと思われそうですが、発見時は上翅が鈍く光っていてガの様に目立って見えたそうです。ウバタマムシは6月〜8月まで活動し、幼虫で越冬します。なぜこの時期に成虫でいるのか分かりませんが、樹皮の割れ目の間を移動し活動していたそうです。大きさは図鑑に書かれた大きさを越え、45mm以上あったそうです。 ●ウバタマムシ:体長24〜40mm。全体は赤銅色で、松の樹皮と同化する黒いシワ模様があります。写真の様に上翅に2対の白い斑紋があるものとないものがいます。枯れかけた松に卵を産み、孵化した幼虫はその松を食べて育ちます。卵から成虫まで約3年かかるそうです。
■模様が老いた人のシワの様に見えることから姥(ウバ)タマムシと呼ばれています。
 #K074−2 ウバタマムシ(タマムシ科)  #K074−3 ウバタマムシ♀(タマムシ科)
 撮影D:2005/04/01 温泉津町  撮影D:2005/04/05 温泉津町
 ヨコヅナサシガメに体液を吸われていたそうです。撮影するためにサシガメにどいてもらって撮影。  木から落ちていたそうです。まだ死んではいない様で、突っつくと足を動かすそうです。状態は虫の息。腹部の先がえぐられた様になっていませんから♀と分かりました。♂は深くえぐられています。
 K194 ナミガタチビタマムシ(タマムシ科)  #K194−1 ナミガタチビタマムシ(タマムシ科)
 撮影F7:2009/05/14 温泉津町  撮影F7:2009/05/14 温泉津町
 体長約3.5mm。全体に金銅色で、クサビ形をしています。上翅に波型で灰白の横帯が見られます。本種はエノキの潜葉虫です。
■似た仲間>ヤノナミガタチビタマムシ:ケヤキの潜葉虫
潜葉虫(せんようちゅう):葉の内部に生活し、表皮を食べず、葉肉を食べ進み、坑道を作る虫。別名絵描き虫と呼ばれ、食べた跡が葉色を白く変えて模様に見える。[潜葉虫が食べた葉
 K182,−2 クズノチビタマムシ(タマムシ科)  #K182−1,−3 クズノチビタマムシ(タマムシ科)
 撮影F7:2007/08/26 温泉津町  撮影F7:2009/05/14 温泉津町
 体長3.2〜3.9mm。頭部胸部が金色で、残りは黒く、全体の形はクサビ形をしています。上翅に波型で灰白の横帯が見られます。本種は植物クズの潜葉虫で、5月に孵化した幼虫は葉に潜って葉肉を食べて育ち、6月頃に蛹になります。
 K240 ヒシモンナガタマムシ(タマムシ科>ナガタマムシ亜科)  #K240−1 ヒシモンナガタマムシ(タマムシ科)
 撮影F7:2009/05/14 温泉津町  撮影F7:2009/05/14 温泉津町
 体長5〜8mm。全体的に銅色をしており、上翅は銀色をおび銅色の菱型紋が中央後ろに見られます。この紋から名が付けられています。エノキの葉や、枯れ枝によく集まります。  
 K190 マサキナガタマムシ(タマムシ科>ナガタマムシ亜科)  #K190−1 マサキナガタマムシ(タマムシ科)
 撮影F7:2007/06/12 温泉津町  撮影F7:2007/06/12 温泉津町
 体長4.8〜6.8mm。全体に緑黒く褐色し、上翅の中央後から前にかけて金属光沢のある黄緑色をしていて、翅後は黒く褐色しています。名にあるマサキに集まります。  
 K218 ナガタマムシの仲間(タマムシ科>ナガタマムシ亜科)  #K218−1 ナガタマムシの仲間(タマムシ科)
 撮影F7:2008/06/14 温泉津長福光  撮影F7:2008/06/14 温泉津長福光
○ウグイスナガタマムシ:
 体長4〜8mm。シデ,ミズナラに付く
?オオウグイスナガタマムシ:
 体長6.5〜9mm。ナラ,クヌグに付く、上翅は微毛で覆われる。
■写真
1.触角,肢は金属光沢のある青緑色
2.胸部背は金属光沢のある金緑で中央が青紫
3.胸部背中央後側に浅い正中溝
4.上翅肩は金青緑,他は鈍い光沢がある緑黒から青黒
5.上翅端は丸い
6.葉っぱはコナラ

[注] 撮影F7:FUJIFILM FinePix−S7000, 撮影C:OLYMPUS C−750UZoom, 撮影D:KONIKA MINOLTA DiMAGE−Z3

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