福光村・昆虫記【リスト・分類別】 ガ.2-3 C4-3 草木で覆われた幼虫 |
C4-1 ガの幼虫(芋虫) |
C4-2 ガの幼虫(毛虫) |
C4-4 ガの卵・繭・蛹 |
#C016 チャミノガ幼虫1(ミノガ科) | #C016−1 チャミノガ幼虫2(ミノガ科) |
撮影D:2005/01/10 温泉津町 | 撮影D:2004/12/22 温泉津町 |
チャミノガの蓑(みの)は枝を周囲にくっ付けた円筒形で、木の枝に角度をもって、しっかり取り付いています。円筒形になるのは、巣の長さの70〜120%にもなる長い枝を周囲に貼り付けるからだそうです。 | チャミノガの幼虫の巣は円筒形と書きましたが、編集者が見た限り先っぽが少し細くなっている巣が多く、巣に近い長さの枝は3〜4本しか使っていないものが、ほとんどの様な気がします。少し疑問を感じた今日この頃。 |
#C061 オオミノガ幼虫(ミノガ科) [拡大] | #C061−1 オオミノガ幼虫2(ミノガ科) |
撮影D:2004/12/22 温泉津町 | 撮影D:2004/12/22 温泉津町 |
最近ミノムシの代表である、オオミノガを関西地方で見ることが少なくなったそうです。オオミノガヤドリバエの出現により減少しているそうです。しかし編集者はサクラの木にオオミノガをよく見かけます。シバミノガを見る機会はありませんが、見かけるのはほとんどオオミノガです。本当に減少しているのでしょうか。 ■ヤドリバエはオオミノガの幼虫がいる葉に極小の卵を産みます。ミノムシは葉ごとそれを食べます。ヤドリバエはミノムシの体の中で成虫になり、体を食べてしまいます。1匹のミノムシから十数匹のヤドリバエが生まれます。 |
■ミノムシがオオミノガかチャミノガか区別する方法:木にある角度をもってしっかり取り付いているのがチャミノガで、だらりとぶらさがっているのがオオミノガです。形にも違いがあり、オオミノガは紡錘形(ぼうすいがた)で、チャミノガは円筒形です。 ■紡鐘形(ぼうすいがた):紡鐘の形、全体は円柱の形で、中央が太く両端がしだい細くなっている形。 |
#C061−2 オオミノガ幼虫/ミノムシ(ミノガ科) | #C061−3 オオミノガ幼虫/ミノムシ(ミノガ科) |
撮影F:2003/09/29 温泉津町福光 民家Kそば | 撮影F:2003/10/03 温泉津町福光 民家Kそば |
頭少し出して、葉っぱ食べています。 ■ミノムシは都会の街路樹や人通りの多い歩道の植木でよく見かけます。自動車や人間が近くにいる事で、鳥などの天敵が寄ってこないことに関係しているそうです。 ■ミノムシの幼虫> チャミノガ:頭部が黄灰白で黒いマダラ模様,オオミノガ:頭部が黒い茶色。 (2005.01.10オオミノガに訂正) |
ミノムシと呼ばれているカワイイ名前と違って、パンチの効いた顔しています。9/29に撮影したものに比べて、巣に付いた葉っぱの数が増えています。取り付いている場所も変わっていますから、巣ごと移動しているみたいです。 ■ほとんどのミノガの♀は一生蓑(みの)の中で生活するそうです。成虫でも♂は翅が生えガの姿になりますが、♀はウジムシの形で、翅は生えません。(一部の種類♀に、翅や肢があるものがいるそうです。)交尾の時も♂が飛んできて、蓑(みの)の中にいる♀と交尾をし、卵を産んで、それを守りながら生活し、死んでいきます。 |
#C068−6 オオミノガ幼虫(ミノガ科) | #C061−8 オオミノガ幼虫(ミノガ科) |
撮影F7:2007/09/29 温泉津町 | 撮影F7:2009/05/10 温泉津町 |
#C067 ネグロミノガ幼虫(ミノガ科) | #C067−1 ネグロミノガ幼虫(ミノガ科) |
撮影D:2005/01/25 温泉津町 | 撮影D:2005/01/25 温泉津町 |
このミノムシの蓑(みの)は木の枝や葉,樹皮で作るのではなく、イネ科植物の茎を短く切って、周りに貼り付けて作ります。切り取る茎の長さは巣全体の約1/6の長さだそうです(北隆館の蛾類図鑑より)。巣全体はほっそりしています。 | 建築用金属パイプに付いているネグロミノガです。ネグロミノガは卵で越冬するため、中は空です。 |
#C068 不明なチビミノムシ(ミノガ科) | #C069 ニトベミノガ?(ミノガ科) |
撮影D:2005/01/25 温泉津町 | 撮影D:2005/01/25 温泉津町 |
サクラの芽と同じ様な形で、同じ大きさ(7〜12mm)をしています。このチビミノムシ只今調べ中です。 | ●ニトベミノガ:サクラなどのバラ科の木に付き、大きく切った葉を周りに貼り付けて、紡錘形の蓑(みの)を作る。蓑の長さ30〜40mm。 注.大きく切った葉といっても、写真ほど大きくないそうです。 ●オオミノガ:各種の果樹に付き、木の枝や葉を小さく切ってまばらに貼り付け、紡錘形の蓑を作る。ミノムシの中で一番大きな蓑を作る。蓑の長さ40〜50mm。 注.まばらではなく沢山葉を付けるものがいるそうです。 |
#C072−5 シバミノガ(ミノガ科) [拡大] | #C072−3 シバミノガ(ミノガ科) |
撮影D:2005/04/20 温泉津町 | 撮影D:2005/04/20 温泉津町 |
蓑(みの)の大きさは30mm前後。イネ科植物のスゲ,シバを材料に蓑を作ります。本州西南部,九州に分布すると図鑑にありましたが、編集者は神奈川県相模原市で、確認したことがあります。 | 撮影時、7匹ぐらいのミノムシが地面を這っていたそうです。木に付いているミノムシは想像できますが、地面を這っているミノムシは想像外で、写真ではありますが、編集者も始めて見ました。 |
#C125−1 ニトベミノガ?(ミノガ科) | #C084−1 マダラマルハヒロズコガ(ヒロズコガ科) |
撮影F7:2007/05/05 温泉津町 | 撮影S10:2009/05/30 相模原市 |
大きさ30〜40mm。大きく切った葉を装い、葉の量が多いです。 オオミノガの蓑(みの)に似て紡錘形で、細い枝にぶら下がっています。 |
平たいヒョウタン型の板に見えるものは、ガの幼虫が作った楯(たて)の様なものです。この裏にイモムシ形の幼虫が隠れています。鼓(つづみ)に似ていることから別名ツヅミミノムシというそうです。 |
#C223 (科) | #C223−1 (科) |
撮影S10:2012/05/14 町田市七国山 | 撮影S10:2012/05/14 町田市七国山 |
撮影者はコケが動くので撮影したそうです。ガの幼虫と思われます。 | ツツミミノムシは、ヒョウタン型の楯を付けていますが、その楯に地衣類を付けたものの様に見えます。 |
#C162 シラホシコヤガ(ヤガ科>コヤガ亜科) | #C162−1 シラホシコヤガ(ヤガ科>コヤガ亜科) |
撮影F7:2007/05/05 温泉津町 | 撮影F7:2007/05/05 温泉津町 |
ミノガで無いことが分かりました。2007.05.05名前訂正 ■幼虫 |
■似た仲間>アキノヒメミノガ(ミノガ科): 大きさ約5mm。地衣類や細かい樹皮で覆われ、地衣が付く大き目の樹皮片を数個付けます。形は紡錘形です。 |
[注]撮影:又は撮影F:FUJIFILM FinePix−F410, 撮影C:OLYMPUS C−750UZoom, 撮影D:KONIKA MINOLTA DiMAGE−Z3 |
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