福光村・昆虫記リスト種類別
ハチ(膜翅目:まくしもく/ハチ目)
ハチの
幼虫,蛹
アリ

 H164 オオカバフスジドロバチ(ドロバチ科)  #H164−1 オオカバフスジドロバチ(ドロバチ科)
 撮影S10:2009/06/24 温泉津町福光  撮影S10:2009/06/24 温泉津町福光
 体長約18mm。全体が黒色で強く点刻され、頭楯(とうじゅん)が橙黄色く、腹部に2本の橙黄色い横帯をもちます。似た仲間にカバフスジドロバチ(別名:カバフドロバチ)がいますが、こちらの横帯は巾が広いく、翅の色がもっと黒っぽいです。  成虫はハマキガ科,メイガ科の幼虫を捕らえて、竹筒などに作った泥の巣に押し込み、本種幼虫の餌とします。
■別名:オオカバフドロバチ(スズメバチ科/ドロバチ科)
 H001 トックリバチミカドトックリバチ(ドロバチ科)[拡大  #H001−1 トックリバチ(ドロバチ科)
 撮影C:2003/10/15  温泉津町福光  民家Kそば  撮影C:2005/09/01 温泉津町
 トックリバチはミカドトックリバチとも呼ばれます。体長11〜15mm。黒色の体に胸部,腹部に黄色い帯状の模様と胸部に黄色い1対の紋があります。名前が示すように巣は、泥土で作られ徳利(とっくり)の形をしています。徳利の天井に卵を生み付け、ガの幼虫を仮死状態にして詰めます。入り口を泥で固め、ふたをして完成させます。トックリバチは孵化後ガの幼虫を食べ成長し、羽化後に入り口のふたを破って外に出てきます。  上の写真は、胸部背に1対の黄斑がなく、腹部第2節の黄色い円紋はとても小さく、両横にあるように見えます。
■トックリバチの中に腹部第2節横に黄色く小さい円紋が1対あるものとないものがいるそうです。上の写真はないタイプです。
■似た仲間>キボシトックリバチ(ドロバチ科/スズメバチ科):腹部第2節背に黄色い円紋が1対あります。
 #H001−2 トックリバチミカドトックリバチ(ドロバチ科)  #H001−3 トックリバチ(ドロバチ科)
 撮影S10:2009/08/06 相模原公園  撮影S10:2009/08/06 相模原公園
 H032 トックリバチの巣(ドロバチ科)  #H032−1 トックリバチの巣
 撮影C:2004/09/02 温泉津町福光 山道  ---
 名前が示すように巣は、泥土で作られ徳利(とっくり)の形をしています。巣の天井に卵を生み付け、ガの幼虫を仮死状態にして詰めます。入り口を泥でふたをして完成させます。トックリバチは孵化後ガの幼虫を食べ成長し、羽化後に入り口のふたを破って外に出てきます。  <泥でトックリ状の巣を作る仲間>
ミカドトックリバチ=トックリバチ,キボシトックリバチ,キアシトックリバチ,サムライトックリバチ,スズバチの一部,ドロバチの一部
 H099 ムモントックリバチの巣?(ドロバチ科)  H077−1 スズバチの巣(ドロバチ科)
 撮影C:2007/01/18 温泉津町沖泊港駐車場  撮影C:2007/01/20 江津市 椿の里
 巣の形は楕円の半球をさらにつぶした形をしています。ミカドトックリバチが作る様な球形の徳利(とっくり)状ではありません。ムモントックリバチは低い半球状の巣を作ることが知られています。現段階で写真は、ムモントックリバチ(別名:サムライトックリバチ)の巣ではないかと考えています。  スズバチの巣は土で固められた二重郭構造をしています。内側に土で固めた数個(3〜13)の幼虫室があり、それを上から粗い土で覆って作られています。出来上がった一塊の巣は大きく、木の枝や壁,墓石に付いているところをよく見かけます。その他木の枝に土の巣を作るハチとして、ミカドトックリバチやキアシトックリバチがいます。こちらの巣は小さく丸い徳利状です。またキアシトックリバチは1個から複数個連立した巣を作ります。
 #H077−2 スズバチ(ドロバチ科)  #H077−3 スズバチ(ドロバチ科)
 撮影F7:2007/10/17 温泉津町  撮影F7:2007/10/17 温泉津町
 H077 スズバチ(ドロバチ科)  H075 オオフタオビドロバチ♀(ドロバチ科)
 撮影C:2005/06/15 邇摩郡仁摩町馬路 高山  撮影F7:2005/09/01  温泉津町
 体長18〜30mm。体は黒く、灰黒の短い毛が生え、腹部はビロードの光沢があり、巾広な橙黄色の横帯が見られます。姿はトックリバチ類に似ていますが、大きさが倍あります。巣は泥土で作られた縦長の卵状で、十数個の部屋に区切られ、ガの幼虫が詰められた部屋に、卵が一個づつ生み付けられています。
■名の由来:漢字で「鈴蜂」と書き、つくる巣が鈴の形をしていることから名付けられているそうです。
 体長15〜17mm。翅を含めて全体が黒く、腹部に名の通り黄色い帯が2本見られます。細い竹筒やスズバチやスズメバチの古い巣穴などに泥土で補修して、ハマキガ科,ノメイガ科の幼虫を狩って詰め、そこに産卵し、幼虫の餌とします。
 H090 チビドロバチ(スズメバチ科) [拡大  #H090−1 チビドロバチ(スズメバチ科)
 撮影F7:2006/06/11  温泉津町  撮影F7:2006/06/11  温泉津町
 体長6〜8mm。オオフタオビドロバチによく似ていますが、大きさが小さく、半分以下の大きさです。図鑑にススメバチ科で最小の大きさとありました。ハモグリガの幼虫を捕らえ本種幼虫の餌とします。  頭部,胸部の点刻は深く、ボコボコした感じに見えます。体が小さいから逆に大きく見えているのかもしれません。特に小さいハチ全般に言えます。点刻の作用について、土で汚れない作用とか、水をはじく作用などと考えますが、ホームページ管理人もよく分かりません。
 H111 ミカドドロバチ♂(スズメバチ科)  H110 ツチスガリの仲間(ジガバチ科)
 撮影F7:2006/07/20 温泉津町福光  撮影F7:2006/05/20 温泉津町福光
 体長7〜14mm。全体に点刻された黒い体に黄色い帯が見られます。黄色い帯には変化が多く、無かったり、♂♀でも違いがあるそうです。巣は竹筒に造られることが多く、本種幼虫1匹ごとに土壁で仕切り、仕切った部屋にガの幼虫を詰めて本種幼虫の餌とします。
 H134 トガリアナバチ(ジガバチ科)  H133 ジガバチ(ジガバチ科)
 撮影C:2007/07/20 仁摩町竜ー山周辺  撮影C:2007/07/20 仁摩町竜ー山周辺
 体長24〜26mm。体は黒色で、頭部と胸部に灰白から灰黄色の微毛を生やしています。また腹部数節の後縁に白い毛を生やしています。巣は土の中に作り、バッタ類の幼虫を捕らえて幼虫の餌とします。  体長♀約23mm、♂19mm。全体は黒く腹部中程が橙色で先が藍色をしています。巣は土の中に作り、シャクガやヤガの幼虫を捕らえて仮死状態にして穴に押し入れ、卵を産み付けて石で蓋(ふた)をします。蓋を開けて何度かこの作業を繰り返し、最後に詰め石をして砂をかけて完成させます。
■似た仲間>ミカドジガバチ
 体長26〜27mm。ジガバチに似ていますが腹部第2節の橙色帯の丈が長いです。巣は竹筒や樹木の穴などに作ります。
 H188,−1 アカアシハラナガツチバチ(ツチバチ科)  #H144−3,−4 キンケハラナガツチバチ♀(ツチバチ科)
 撮影S10:2010/08/09 神奈川県海老名市  撮影S10:2009/09/14 相模原市
 体長♀17〜27mm。♀の体は黒色で、頭部,胸部に黄褐色から赤褐色の毛を密に生やしています。コガネムシの幼虫を捕食します。 ×ハラナガツチバチ♀:腹部第2〜第4の背の帯は毛と白い紋からなる
 H144 キンケハラナガツチバチ♀(ツチバチ科)  #H144−2 キンケハラナガツチバチ♂(ツチバチ科)
 撮影F7:2007/10/17 温泉津町  撮影F7:2008/08/15 温泉津町
 体長♀17〜26mm。♀は体が黒色で、頭部と胸部に灰黄色から黄褐色の長毛が密生しています。腹部4節後縁に、灰黄色の毛帯が見られます。触角は♂のように長くありません。コガネムシの幼虫を捕らえて本種幼虫の餌とします。
×ヒメハラナガツチバチ♀:♀は翅先が褐色している。
×ハラナガツチバチ♀:腹部の縞は毛帯でなく、帯状の紋
 胸部に淡い黄褐色毛を密生させ、触角が長く見えますのでキンケハラナガツチバチ♂と同定します。
○キンケハラナガツチバチ♂:触角が長く体長の50%を超える
×ハラナガツチバチ♂:触角が少し短く体長の50%以下
 H079−1 ヒメハラナガツチバチ♀(ツチバチ科)  #H079−2 ヒメハラナガツチバチ♀(ツチバチ科)
 撮影F7:2007/08/04 温泉津町  撮影F7:2007/08/04 温泉津町
 体長♀15〜21mm。♀の体は黒色で、鈍い光沢があり、お腹周辺に灰黄色の毛を密生させています。腹部に見られる灰黄色の帯は、毛束で、紋ではありません。翅先が濃く褐色しています。 ■♀は土にもぐってコガネムシの幼虫に産卵します。幼虫はコガネムシの幼虫を食べて育ち、成虫は花に集まり蜜を吸います。
 #H079−5 ヒメハラナガツチバチ♂(ツチバチ科)  #H079−9 ヒメハラナガツチバチ♂(ツチバチ科)
 撮影F7:2008/09/07 温泉津町  撮影F7:2008/09/07 温泉津町
 体長♂11〜19mm。♂の体は黒色で、腹部は特に光沢があります。小楯板に1対の黄紋が見られ、腹部の黄帯は♀と違って毛と、光沢のある黄色い帯紋があります。 ■小楯板に黄紋をもつ仲間:オオモンツチバチ
 #H079−3 ヒメハラナガツチバチ♂(ツチバチ科)  H168 オオモンツチバチ♂(ツチバチ科)
 撮影F7:2008/08/15 温泉津町  撮影T.Sakurai:2009
   体長♂13〜21mm。肩と小楯板,その後方板が黄色で、腹部の第1,第2節に丸い黄紋が1対ずつあります。
 H117 コマルハナバチ♂(ミツバチ科)  #H117−1 コマルハナバチ♂(ミツバチ科)
 撮影C:2007/06/12 大田市三瓶町 三瓶山  撮影S10:2009/05/18 相模原市 相模原公園
 体長♂約16mm、働きバチ♀10〜14mm、女王16〜21mm。♂は全体に黄褐色から橙褐色の毛で覆われていて、腹部端の数節が橙毛で覆われています。♀は黒くクロマルハナバチに似ています。 ■一般には土の中に巣を作り、蜜と花粉を集めて社会生活をします。
■似た仲間>ナガマルハナバチ:腹部端の数節は黄白毛
 #H117−3,−4 コマルハナバチ♂(ミツバチ科)  #H117−5,−6 コマルハナバチ(ミツバチ科)
 撮影S10:2009/05/18 相模原市 相模原公園  撮影S10:2010/06/04 横浜市
 #H117−5 コマルハナバチ♀(ミツバチ科)  #H117−6 コマルハナバチ♀(ミツバチ科)
 撮影X:2006/05/14 温泉津町吉浦  撮影X:2006/05/14 温泉津町吉浦
 クロマルハナバチの♀とよく似ています。腹部背の毛の立ちぐあいで判断する様ですが、上の写真から判断するのは微妙ですね。毛は立っていると判断しました。 ■似た仲間>クロマルハナバチ♀:体長♀19〜23mm。大型
 H089−2 クロマルハナバチ♂(ミツバチ科)  #H089−3 クロマルハナバチ♂(ミツバチ科)
 撮影S10:2009/05/18 相模原市 相模原公園  撮影S10:2009/05/18 相模原市 相模原公園
 体長働きバチ12〜19mm、♂20mm前後、女王♀19〜23mm。♀は全体に黒く、腹部先の3節が赤褐色をしています。♂は黄褐色から赤褐色で胸部中央と腹部中央に黒い帯をもちます。ネズミやモグラの穴に巣を作り、社会生活をします。 ■花にはクロマルハナバチもコマルハナバチも沢山いましたが、図鑑にある♂しか見かけませんでした。働きバチが♂なのでしょうかね?。♀とは女王バチのことですが、ミツバチ以外の働きバチに関する写真が図鑑にありません。
 H006−1,−2 トラマルハナバチ(ミツバチ科)  #H006−3,−4 トラマルハナバチ(ミツバチ科)
 撮影F7:2007/10/17 温泉津町  撮影F7:2009/05/10 温泉津町
 体長♂16〜19mm、働きバチ10〜18mm、女王バチ20〜26mm。名前の通りトラ毛模様の丸いハナバチです。風貌は、ゴツイですがミツバチ科で、顔はたしかにミツバチに似ています。モグラの穴に巣を作り、10〜20匹程度の集団で、女王を中心とした社会生活をします。ゴマの花によく集まるそうです。幼虫が食べるものは花粉と蜜です。  
 #H006 トラマルハナバチ(ミツバチ科) [拡大  #H014−3 クマバチ(コシブトハナバチ科)
 撮影F:2004/05/11 温泉津町福光  撮影F:2005/05/08  温泉津町井田
■ミツバチは1度針を刺すと、毒袋と共に抜けて死んでしまいますが、ハナバチはミツバチ科ですが針に返しが無い為何度も刺すことができます。1度刺された所にフェロモンの匂いを感じて仲間と共に攻撃してきますから注意して下さい。(スズメバチに比べれば攻撃性はありません)  クマバチにしか見えません複眼が緑色で、褐色斑紋が見えます。
■2006.05.10追記:別のクマバチ写真から分かったことは、光の当たり方によって全体が黒く見えたり、褐色斑が見えたりする様です。
 H014 クマバチ(コシブトハナバチ科)[拡大] クマバチ  #H014−6 クマバチ(コシブトハナバチ科)
 撮影F:2004/05/12  温泉津町福光  民家k庭  撮影F7:2007/10/17 温泉津町
 よく見かける大きなハチで、風貌と違って大人しいです。体長20〜23mm。全体に全てが丸い感じです。胸部には橙色の沢山の毛、腹部,頭部,肢は真っ黒です。胸部の毛は背面中央が薄く、猟師が着る毛皮の半纏(はんてん)の様に見えます。半纏を知らない人のためにいえば、毛皮のライフジャケットといった感じです。幼虫は花粉と蜜を混ぜ合わせて作った花粉ダンゴを食べます。 ■クマバチの巣:木の幹に深い縦穴を開け、一部屋づつ仕切りを作って花粉ダンゴを置き、それに卵を生み付けます。一本の縦穴ですから仕切りを付けると二度と奥に行くことはできません。あらかじめ食べ物だけ与え、放任主義で子供を育てます。
 #H014−4 クマバチ(コシブトハナバチ科)  #H014−2 クマバチ(コシブトハナバチ科)
 撮影F7:2005/05/10 温泉津町  撮影C:2006/06/24 大田市三瓶町 三瓶山
 #H171 ルリモンハナバチ(コシブトハナバチ科)  #H171−1 ルリモンハナバチ(コシブトハナバチ科)
 撮影S10:2009/09/13 温泉津町  撮影S10:2009/09/13 温泉津町
 体長♀約13mm。黒色の体に美しい青白の毛斑と毛帯をもつハナバチです。前翅は全体に黒褐色です。  
 H019 キアシナガバチ(スズメバチ科)  #H019−1 キアシナガバチ(スズメバチ科)
 撮影D:2005/05/22 温泉津町  撮影F7:2005/11/11 温泉津町
 体長22〜26mm、日本で最大級のアシナガバチです。全体は黒く胸部背に見られるブタの鼻マークと、黄色い4個の紋が特徴です。前肢は黄色いですが後肢は肢の先のみ黄色です。成虫,幼虫共にガの幼虫を食べます。ガの幼虫は毒針で仕留めるのではなく、噛み付いて殺します。幼虫を二つに噛み切り内臓を絞って捨てます。残った筋肉質の部分を食べ、後は肉団子にして巣に運びます。大きい獲物の場合は分けて肉団子として運びます。  A    B    A:キアシナガバチ, B:セグロアシナガバチ
H019 セグロアシナガバチ  2008.06.14図訂正
 #H019−2 キアシナガバチ(スズメバチ科)  #H019−3 キアシナガバチ(スズメバチ科)
 撮影F7:2008/09/02 温泉津町  撮影F7:2008/09/02 温泉津町
 H154 セグロアシナガバチ(スズメバチ科) [拡大  #H154−1 セグロアシナガバチ(スズメバチ科)
 撮影F7:2008/06/14 温泉津長福光  撮影F7:2008/06/14 温泉津長福光
 体長20〜26mm。キアシナガバチに似ています。本種は前伸腹節(ぜんしんふくせつ)に2個の黄色紋がありません。普通に多く見かける種で、攻撃性は低いです。しかし巣などにうっかり触ると危険で、刺されると痛みを伴う腫れを生じます。  
 H028 キボシアシナガバチ1(スズメバチ科)  #H028−1 キボシアシナガバチ2(スズメバチ科)
 撮影C:2004/08/05 温泉津町福光 民家k裏庭  撮影C:2004/08/29 温泉津町福光 民家k裏庭
 体長14〜18mm。普通のアシナガバチに比べ黒く、黒と赤褐色の配色です。第1腹節側面に黄色い斑があります。巣は林の中で作られることが多いそうで、出入り口の蓋(ふた)が黄色いのが特徴だそうです。
■アシナガバチに刺された時の対処:毒を搾り出し、抗ヒスタミン軟膏をぬり、冷やす。
<似ている仲間>●コアシナガバチ: 体長11〜17mm。体は黒く、黒と赤褐色の配色で、腹部に黄色い帯が見られます。コアシナガバチの巣の特徴:取り付いている位置から離れるほど反り返っています。
 #H028−2 キボシアシナガバチ(スズメバチ科)  #H028−3 キボシアシナガバチ(スズメバチ科)
 撮影F7:2005/10/12 温泉津町  撮影F7:2005/10/12 温泉津町
■♂♀の違い:♀の頭楯板は黄色っぽい橙色で、♂は顔面が黄色。  
 #H132,−1 コアシナガバチ(スズメバチ科)  #H132−2,−3 コアシナガバチ(スズメバチ科)
 撮影F7:2007/07/03 温泉津町  撮影S10:2009/08/15 温泉津町
 体長11〜17mm。全体は赤褐色から黒色で、黄色い紋が見られます。似ているキボシアシナガバチの紋は大半が赤褐色ですが、本種は小楯板付近と腹部に黄色い紋がありますので区別できます。 ■コアシナガバチの巣の特徴:取り付いている位置から離れるほど反り返っています。
 H078,−2 フタモンアシナガバチ♀(スズメバチ科)  #H078−4,−5 フタモンアシナガバチ(スズメバチ科)
 撮影C:2005/08/18 温泉津町福光  撮影F7:2008/09/02 温泉津町福光
 体長14〜18mm。普通に黒地に黄色い紋のハチですが、腹部前側に大きな円形の紋が1対あり名前の由来になっています。翅は黄褐色から黒褐色で、肢と触角は基部を除き黄色から黄褐色をしています。昆虫を捕らえて餌としますが、写真の様に蜜を集めることもします。 ■本種の巣は人の住む住宅周辺に見られ、横に大きく広がった形の巣を作ります。アシナガバチの仲間では一番大きく800〜1000室の部屋を作るそうです。
■♀は前額に横スジがあり、♂は顔面全体が黄色。
 H029−1 コガタスズメバチ(スズメバチ科)  H029 コガタスズメバチの巣(スズメバチ科)
 撮影C:2004/08/29 温泉津町福光  民家k庭  撮影C:2004/08/05 温泉津町福光 民家k納屋の軒先
 体長働きバチ22〜27mm、♂バチ25mm前後、女王バチ28mm前後。一般にスズメバチの胸部背に黄色い紋が見られますがこの種には見られません。しかし紋のないスズメバチもいますので大きさで区別するのがポイントになります。スズメバチは7〜10mm大きいです。巣は低木の枝や生垣,家の軒下など周りが開けた場所に作ります。食べるものは昆虫やクモで、特にハエを好んで獲物とします。  撮影者によればハチの姿が見られない空の巣だそうです。作り始めの巣として、トックリを反対にした様な形は、コガタスズメバチか、ツマグロスズメバチの巣になります。ツマグロスズメバチは南西諸島にしかいませんので、コガタスズメバチの巣になります。逆トックリ型の巣は女王バチ1匹が作ったもので、この後女王バチは働きバチを生んで育てます。後は成虫になった働きバチが、周りに材料を貝殻状に貼り付けて20〜30cm前後の球状に仕上げます。女王バチはその間も卵を産み続け、70〜100匹の数になり、ピークは150〜200匹になるそうです。
 #H029−2 コガタスズメバチ(スズメバチ科)  #H029−3 コガタスズメバチ(スズメバチ科)
 撮影S10:2009/08/15 温泉津町  撮影S10:2009/08/15 温泉津町
 H039 オオスズメバチ♂(スズメバチ科) [拡大  #H039−1 オオスズメバチ♂(スズメバチ科)
 撮影C:2004/11/08 温泉津町福光 民家k裏山  撮影C:2004/11/08 温泉津町福光 民家k裏山
 体長♂27〜37mm、♀30〜37mm、女王蜂45mm前後。オオスズメバチは単にスズメバチと呼ばれています。頭部は黄色く黒斑はありません。胸部は黒く小楯板(しょうじゅんばん)に1対の黄色い紋があるのが一般的特徴です。黄色の紋が薄かったりないものもいます。大きさは日本で最大級のハチで、毒も攻撃性も強いです。食べるものは樹液やミツバチなどさまざまな昆虫で、集団で養蜂ミツバチの巣を襲います。(巣箱一つを数匹で全滅させる獰猛さです。)巣はネズミやモグラの穴に作ることが多いですが、樹上や軒下に作ることもあります。 ■ニホンミツバチとスズメバチ:養蜂を目的として外国から入ってきたセイヨウミツバチはスズメバチに襲われると、あっけなく噛み殺されてしまいます。しかしニホンミツバチは昔からスズメバチの攻撃を受け、集団で戦う事を身につけています。1匹のスズメバチに集団で覆い囲んでスズメバチの体温を45℃以上に上げて殺すのだそうです。よってセイヨウミツバチのように巣が全滅することはないそうです。
 H033 ミカドアリバチ♀(アリバチ科)  H033−1 ミカドアリバチ♀(アリバチ科)
 撮影C:2004/08/29 温泉津町福光  民家k庭  撮影C:2004/08/29 温泉津町福光  民家k庭
 アリの様に見えますがアリバチと言うハチの仲間で、♂には翅がありますが、♀にはありません。写真は♀で頭部と腹部は黒く胸部が紅褐色して、毛で覆われています。腹部と肢に白い毛の帯が見られます。体長♂13mm、♀12mm。マルハナバチ類の巣に侵入して幼虫に卵を産み付け寄生します。 ★何だこれシリーズの#4に登録決定
 H173 フタホシアリバチ(アリバチ科)  -
 撮影S10:2009/09/04 東京都町田市  
 体長♀約7mm、♂8〜12mm。全体に半艶のある黒色で、♀の胸部と、♂の腹部の第1,第2節が赤色をしています。♀の腹部前側面には1対の白い紋があり、名の由来になっています。♂には翅がありますが、♀にはありません。
■似た仲間>トゲムネアリバチ:胸部側面に鋸歯状の棘がある。
 交尾している写真で、上が翅をもつ♂、下が翅をもたない♀です。♀がアリに擬態していると言われています。
 H054 ニッポンヒゲナガハナバチ♂(コシブトハナバチ科)  #H054−1 ニッポンヒゲナガハナバチ♂(コシブトハナバチ科)
 撮影D:2005/04/21 温泉津町  撮影D:2005/04/21 温泉津町
  体長♂12mm前後,♀14mm前後。体は黒色で、全体が長い黄褐色の毛で覆われています。♂は体長近くの長い触角をもちますが、♀は短いです。レンゲやシロツメクサなどの花に集まります。巣は地中に作られ、ミツバチと違って単独で生活します。活動時期は4〜5月です。
H054前翅
<似た仲間>
●シロスジヒゲナガハナバチ:体長14〜15mm。体は黒く、全体に灰白毛で覆われ、胸部背面には黄褐色の毛が生えています。特徴である触角は長く、体長近くあります。触角の色は黒色です。腹部に3本以上の灰白の帯が見えます。活動時期は4〜5月です。
●ミツクリヒゲナガハナバチ:体長10mm前後。9〜10月に活動。
 H056 ニホンミツバチ(ミツバチ科)  #H056−1 ニホンミツバチ(ミツバチ科)
 撮影C:2005/04/21 温泉津町  撮影C:2005/04/21 温泉津町
 体長働きバチ12〜13mm、♂14〜15mm、女王♀19mm前後。セイヨウミツバチと比べ腹部が黒いのが特徴です。肢に付いている花粉団子は幼虫の餌で、蜜と混ぜて幼虫に与えます。現在蜂蜜が自然食品として脚光を浴びていますが、幼虫が一緒に食べている花粉も、人間にとって良い健康食品なる気がします。  右の昆虫は、体長7mm前後のモモブトカミキリモドキです。モモブトカミキリモドキはヘビイチゴや、タンポポの花によく集まります。
<花の名前>シロバナノヘビイチゴ:バラ科>オランダイチゴ属
ヘビイチゴの実と違って、ラズベリーに似て食用で、食べられる。
 H013 ミツバチ(ミツバチ科)  ミツバチ
 体長:働きバチ13mm。腹部の縞の黒い部分が太く白い縞も目立ちますからニホンミツバチにも見えますが、胸部と腹部の間あたりが橙色で、セイヨウミツバチ(イタリア種)の感じです。写真は、見た目全体が黒くありませんし、縞も黒ではなく焦げ茶に見えますからセイヨウミツバチと思います。ニホンミツバチは夏ごろから黒から黄色っぽく変わるそうです。正式な区別は、後翅の翅脈の形で判断するそうです。
■ミツバチの天敵は幼虫や卵を襲うスズメバチです。ヨーロッパにはスズメバチはいませんからセイヨウミツバチは、スズメバチの集団攻撃を受けると、ほぼ巣全体が壊滅します。ニホンミツバチは昔からスズメバチの攻撃を受けていますから、防衛行動をとります。1匹のスズメバチに対し集団で覆い囲んで反撃します。強いものの攻撃に対する弱いものの防衛は、強いもの以上の勇気と集団の結束が必要と言うことなのでしょう。スズメバチはミツバチの毒によって死ぬのではないようです。集団に包み込まれて体温が上昇して死ぬのだそうです。ミツバチの致死温度は50℃、スズメバチの致死温度は45℃で、5℃差の生死を賭けた戦いです。
蜂球(ほうきゅう):寒い時期に集団でボール状になって体温を上げること。ニホンミツバチはスズメバチの攻撃に対し蜂球行動で防衛する。
 撮影F:2004/04/19  温泉津町福光
 H013−1 セイヨウミツバチ(ミツバチ科)  #H013−2 セイヨウミツバチ(ミツバチ科)
 撮影C:2006/06/21 温泉津町井田  撮影C:2006/06/21 温泉津町井田
記入:2007.05.08
 最近アメリカのニュースで、ミツバチ(働きバチ)が、女王バチを巣に残して、突然姿を消す「いない いない病(群崩壊症候群)」と呼ばれる事象が話題になっています。発生は19世紀頃から報告されていました。ゆっくり広がり、1960年頃と1980年頃に特に発生し、4,5年前まで平衡状態でした。しかし去年秋から急激に発生し、養蜂で蜂蜜がとれないことや、アーモンドなどの作物の受粉ができないことで深刻な状況になっています。
原因は解明されていません。農薬,科学物質,遺伝子組み換え作物,過剰なノルマで働かせたことなどが原因ではないかと考えられています。現状ミツバチの大量死骸や、死んだハチからのウイルスも見つかっていないそうです。
 この話題は、ヨーロッパの養蜂業者などが敏感に反応しています。ウイルスであれば大変なことですから、当然の反応と思います。
 ドイツの研究チームが携帯電話の電磁波の影響により、住みかの巣に戻れない研究報告をしています。実際に携帯電話の基地局の電磁波で戻れなくなった様ですが、しかし携帯電話が普及する以前の19世紀に報告されている事象ですから、これが全ての原因とは思えません。
追記:2009.04.02
日本では2007年から聞かれはじめ、2008年末から大量に巣箱の前で死んでいるのが確認されるようになりました。国はようやく動き始めたみたいです。現時点ではウィルス説の可能性が高いようですが、複数の要因が重なっているともいわれています。
一つの種が数年で滅んでしまうことは、本当に怖い話だと思います。
追記:2010.06.16 6/16の読売新聞から
今年1月、兵庫県丹波地方で120群失踪の群崩壊症候群と思われる事象が発生したそうです。実際には去年8月にすでに発生していたそうです。現在、失踪する時期にマツクイムシと稲に使用された、ネオニコチノイド系農薬が疑われているようです。ネオニコチノイド系農薬は、人間には影響が少なく、昆虫にとっては少量で、防除効果が長く継続されるため、近年アメリカでも利用されているそうです。
追記:2011.10.10今月以降、e-Newsハチのネット情報をご覧下さい。
 #H056−2 ミツバチ(ミツバチ科)  H140 キオビツヤハナバチ(ミツバチ科)
 撮影EOS:2007/10/10 温泉津町湯里 西田  撮影F7:2008/06/15 相模原市
●ニホンミツバチ:働きバチ体長約12.5mm。セイヨウミツバチに比べ腹部が黒いのが特徴です。夏頃から少し黄色くなり、セイヨウミツバチに似てきますから、正しく同定する場合は、後翅の支脈で判断します。山地に生息し、女王を中心とする社会生活をします。  体長約8mm。全体はツヤのある黒色で、腹部に黄色い帯が見られます。HP.管理人はヒメジョンの花でよく見かけます。
 #H140−1 キオビツヤハナバチ(ミツバチ科)  #H140−2 キオビツヤハナバチ(ミツバチ科)
 撮影F7:2008/06/15 相模原市  撮影F7:2008/06/15 相模原市
 H062 ヒメハナバチの一種(ヒメハナバチ科)  H063 キマダラハナバチの一種(コシブトハナバチ科)
 撮影X:2005/05/08 温泉津町井田  撮影C:2005/05/05 温泉津町井田
 写真の印象は全体が黒色で、腹側が特に灰白の毛で覆われている様です。複眼は前横に張り出しています。胸部と腹部の境当たりは細く腹部の前側も細く見えます。頭部と胸部を合わせた長さより腹部が長く見えます。触角は黒く長くありません。
■日本で小型のハナバチは、コハナバチ科約110種,ヒメハナバチ科80種以上知られています。ヒメハナバチ科30種の標本を見ていると、だんだんどれにも似ていて、どれも違う様に見えてきます。この種を同定するのには専門的知識が必要と思います。30種の中で似ていたのはフクイヒメハナバチ,ミヤマヒメハナバチの♀です。決まった花に付く種類も多く、花から同定することもあるそうです。
●ダイミョウキマダラハナバチ(コシブトハナバチ科>キマダラハナバチ亜科):キマダラハナバチの中で日本最大で体長13mm前後。頭部と胸部背に赤黄色の紋がある。腹部は赤褐色で、第2節より尻先の節に黄色い帯がある。複眼は黄色から黄緑色。ヒゲナガハナバチに寄生する。
■キマダラハナバチの寄生は、巣に卵を産み付けて他のハチに育ててもらう、労働寄生と呼ばれるものです。卵で産み付けられて、その成虫や卵を食べて育つ寄生と異なります。
 #H062−1 ヒメハナバチの一種(ヒメハナバチ科)  #H062−2 ヒメハナバチの一種(ヒメハナバチ科)
 撮影F7:2005/11/11 温泉津町  撮影F7:2005/10/12 温泉津町
 H067 ヒメハナバチの一種(ヒメハナバチ科)  H068 シロスジカタコハナバチ(コハナバチ科)
 撮影C:2005/05/08 温泉津町井田  撮影C:2005/05/08 温泉津町井田
 黒くて毛が少なくアリの様に見えるハチです。毛は灰白で、腹部横と、肢に見られます。頭部と胸部,腹部背は光沢があります。図鑑に何々マメヒメハナバチと言う種に似た仲間が沢山いましたが、同定することはできませんでした。  体長10mm前後。山地で見かける。
 H127 アカガネコハナバチ(コハナバチ科)  #H127−1 アカガネコハナバチ(コハナバチ科)
 撮影F7:2007/07/03 温泉津町  撮影F7:2007/07/03 温泉津町
 体長8〜9mm。全体は銅金色で金属光沢があります。  
 H155 アオスジハナバチ(コハナバチ科)  #H155−1 アオスジハナバチ(コハナバチ科)
 撮影F7:2008/08/15 温泉津町  撮影F7:2008/08/15 温泉津町
 体長約10mm。腹部に名にある青緑の帯があり、ハギの花でよく見かけます。  
 H161 キアシブトコバチ(アシブトコバチ科)  H160 オオモンクロベッコウ(ベッコウバチ科)
 撮影F7:2008/11/13 温泉津町  撮影F7:2008/10/02 温泉津町
 体長5〜7mm。全体は黒色で、肢腿節後半部分と脛節,フ節が黄色をしています。後肢腿節が特徴的で、大きく膨らんでいます。モンシロチョウなどの幼虫に卵を生み付け寄生し、それらの蛹から羽化します。
●似た仲間>ハエヤドリアシブトコバチ:外観はキアシブトコバチと変わらない。前伸腹節の側面に1個の歯状突起が見られる。
 体長12〜25mm。全体は鈍い光沢のある黒色で、腹部の前側に大きな橙色の紋が2個横につながった形で見られます。翅は紫黒い闇色をしています。オニグモを狩って餌とします。


ハキリバチ
 H156 オオハキリバチ(ハキリバチ科)  #H156−1 オオハキリバチ(ハキリバチ科)
 撮影F7:2008/08/15 温泉津町  撮影F7:2008/08/15 温泉津町
 #H142−3 ハキリバチ(ハキリバチ科)  #H142−4 ハキリバチ(ハキリバチ科)
 撮影F7:2008/08/15 温泉津町  撮影F7:2008/08/15 温泉津町
 #H142 ハキリバチ(ハキリバチ科)  #H142−1 ハキリバチ(ハキリバチ科)
 撮影F7:2007/09/09 温泉津町  撮影F7:2007/09/09 温泉津町
 H142−2 ハキリバチ(ハキリバチ科)  H139 ヤノトガリハナバチ(ハキリバチ科)
 撮影F7:2007/09/09 温泉津町  撮影F7:2007/08/26 温泉津町
●バラハキリバチ:体長12〜14mm。体は黒色で、胸部側面に灰黄色,背板周縁に黄褐色の毛を密生させています。腹部の節に白毛の縞が見られます。♀はバラの葉を切り取って穴に詰め、花粉と蜜を混ぜたドロリとした物と卵1個を葉で包み、部屋を重ねて巣を作ります。幼虫はそのドロリとした花粉を食べて育ちます。  体長約15mm。全体は黒色で、先細りで尖った腹部には、黄色い縞が見られます。顔面が黄褐色で、胸部背両外にカギ状の棘があるのも特徴です。
 #H139−1 ヤノトガリハナバチ(ハキリバチ科)  #H139−2 ヤノトガリハナバチ(ハキリバチ科)
 撮影S10:2009/09/13 温泉津町  撮影S10:2009/09/13 温泉津町
 H145 ツルガハキリバチ♂(ハキリバチ科)  #H145−1 ツルガハキリバチ♂(ハキリバチ科)
 撮影F7:2007/10/17 温泉津町  撮影F7:2007/10/17 温泉津町


ヒメバチ
 H026 クロハラヒメバチ(ヒメバチ科)  H080 シロスジヒメバチ(ヒメバチ科)
 撮影C:2004/07/17  温泉津町福光 野原  撮影F7:2005/10/12 温泉津町
 体長26〜28mm。胸部の前と腹部の前が赤茶色で、後は黒色です。翅は薄い黄色で、端に褐色した不透明な紋があります。触角は長く、黄褐色で先が黒いです。肢全体は赤茶または黄褐色で、後肢の腿節部のみ黒色です。写真の翅の色は薄い黄色には見えず、暗い赤茶色に見えますが、胸部後側の黒い部分が透けて見えているものとしてクロハラヒメバチとしました。この種の翅の色には変異が多いそうです。幼虫はガの幼虫を食べます。  
 H159 マダラヒメバチ(ヒメバチ科)  H186 シロヨトウヤドリヒメバチ(ヒメバチ科)
 撮影F7:2008/10/02 温泉津町  撮影S10:2010/06/03 横浜市
 体長約14mm。全体に黒と黄色の斑模様をしたヒメバチです。小楯板,腹部の端2節と肢のほとんどが黄色く、触角と腹部の第2腹節は橙色をしています。卵をアゲハチョウの幼虫に産みつけ、寄生します。 △シロヨトウヤドリヒメバチ:全体黒色で、顔面両側,小楯板,第2腹節の背が黄色をしています。体長約19mm。翅は透明で、黄色をおびる。


コマユバチ
 H201 ウマノオバチ(コマユバチ科)  #H201−1 ウマノオバチ(コマユバチ科)
 撮影S10:2012/10/09 温泉津町福光釜野  撮影S10:2012/10/09 温泉津町福光釜野
 体長15〜24mm。全体はべっ甲色に近い黄赤褐色で、触角と後肢は一部を除き黒色をしています。前翅と後翅には特徴的な黒い紋があり、前翅に3個,後翅に1個見られます。本種幼虫は、ミヤマカミキリやシロスジカミキリなどの幼虫に寄生し、それらの脂肪を食べます。  ♀は長いもので20cm以上の産卵管をもち、カミキリムシの幼虫が開けたゴミ(木くず,糞など)放出用の細い穴から産卵管を挿し込み、それらの幼虫の体内に卵を産み付けます。


ハバチミフシハバチ
 H010 ルリチュウレンジ(ミフシハバチ科) [幼虫  #H010−1 ルリチュウレンジ(ミフシハバチ科)
 撮影C:2004/05/19 温泉津町福光  撮影F7:2008/06/15 相模原市
 体長8〜11mm。体全体は黒い紺色で光沢があり、翅は黒色半透明です。ハチには腰のくびれの有るタイプと無いタイプがいます。チュウレンジは無いタイプで、古いハチの仲間です。無いタイプのほとんどは、社会生活をせず、葉に卵を生み、幼虫は葉を食べて勝手に育ちます。チュウレンジの意味を調べてみましたが分りませんでした。漢字で「瑠璃鐫花娘子蜂」と書きます。瑠璃と娘子は紺色でかわいらしい感じですから分かります。鐫(のみ,ほ・る)と花?。成虫は花の蜜などなめますから花は何となく分かりますが、のみがわかりません。触角がのみに似ているのか、花をほっている様な姿なのか、どちらかだと思います。 ■幼虫:頭部は黒く、全体は透明感のある緑色のグミの様で、黒い点が沢山見えます。幼い幼虫には黒い点は見られないそうです。幼虫はツツジやサツキを集団で食害する為、短期間で大きな被害になります。
 H153 アカスジチュウレンジ(ミフシハバチ科)  #H153−1 アカスジチュウレンジ(ミフシハバチ科)
 撮影F7:2008/05/02 浜田市石見海浜公園   撮影F7:2008/05/02 浜田市石見海浜公園 
 体長約7mm。チュウレンジバチや、ニホンチュウレンジバチに似ていますが、本種は肢に黄色い箇所があり、胸部背に黄色い斑があります。食草はチュウレンジバチ,ニホンチュウレンジバチ同様バラです。  産卵中を撮影しました。写真は頭部が上ですが、実際は頭が下で、上から下に卵を列に産み付けていました。茎に残った痕は1列の傷を粘った液でふたした様に見えました。
 H136 チュウレンジバチ(ミフシハバチ科)  H018 ニホンカブラハバチ(ハバチ科)
 撮影F7:2007/06/22 温泉津町  撮影F:2004/05/15  温泉津町福光  林道
 体長8mm前後。頭部と胸部背,肢,触角が黒く、腹部が橙色または黄色です。触角は綺麗に湾曲をしていて先が棍棒状で、節は無い様に見えます。翅は半透明な濃い闇色をしています。食草はバラです。
■似た仲間>ニホンチュウレンジバチ:似ているが全体に青藍色
 ニホンカブラハバチ: 体長7mm前後。頭部が黒で、翅が透明感のある黒、胸部と腹部が橙色または黄色。中肢,後肢脛節黒色。幼虫はナズナ,アブラナなどアブラナ科の葉を食べます。
 #H018−1 ニホンカブラハバチ(ハバチ科)  #H018−2 ニホンカブラハバチ(ハバチ科)
 撮影S10:2009/09/22 温泉津町  撮影S10:2009/09/22 温泉津町
 H114 (ハバチ科)  #H114−1 (ハバチ科)
 撮影C:2007/06/01 温泉津町西田  撮影C:2007/06/01 温泉津町西田
 後肢脛節が黒くなく、触角がニホンカブラハバチに比べ長く先が細く見えます。別写真で、胸部下橙,腹部下黄色,肢付け根周辺黄色,後肢脛節下半分黒褐色を確認しています。 ■似た仲間>
●オスグロハバチ♀: 体長8mm前後。♀は翅と頭部が黒いだけで、前胸部が橙色で、腹部が橙色または黄色です。肢の付け根あたり全体が黒い。成虫は昆虫を捕食します。幼虫はスギナを食べるそうです。
 H128 クロムネアオハバチ(ハバチ科)  #H128−1 クロムネアオハバチ(ハバチ科)
 撮影C:2007/06/12 大田市三瓶町 三瓶山  撮影C:2007/06/12 大田市三瓶町 三瓶山
 体長約13mm。全体に黄緑色で、黒い紋が見られます。翅は透明感のある黄褐色をしています。食草はササです。  
 H009 クロムネハバチ(ハバチ科)  #H009−3 クロムネハバチ(ハバチ科) [拡大
 撮影C:2004/05/15  温泉津町福光  撮影C:2005/05/26 大田市 大江高山
 翅を完全に閉じて止まっていますから、ハバチの仲間と思います。現時点はクロムネハバチと思います。
●クロムネハバチ:体長15mm前後。黒い体色にあちこちに黄色い紋がある。口器,複眼後部,肩板,小楯板は黄色。触角は黒色で基部2節と先3節が黄色。肢全体は黄褐色で、後肢の腿節のみ黒色で他は黄褐色。カキドオシの葉を食べる。
×キコシボソハバチ:体長12mm前後。黒い体色にあちこちに黄色い紋がる。触角は赤褐色で、基部2節は黄色。肢は全て黄色。
×オオコシアカハバチ:後肢の腿節と脛節端側2箇所が黒い。触角先が黒い色、似たコシアカハバチは触角黄褐色、前胸背,小楯板は黒色。
 触角の中ほどが黒色タイプを発見。図鑑の記述に近づきましたが、中肢腿節が黄色褐色ではなく、黒く見えます。似たような種類を後3種撮影してもらわないと、詳しくわかりません。
■写真が図鑑と異なる点: 後肢脛節,フ節が赤褐色。
■H009−1との違い:触角の中ほどが黒色、先が黄白から白,中肢腿節黒
 #H009−1 ハバチの仲間(ハバチ科)  #H009−2 ハバチの仲間(ハバチ科)
 撮影X:2005/05/22  温泉津町今浦  撮影X:2005/05/22  温泉津町今浦
■写真が図鑑と異なる点: 触角の中間,腹部先,後肢脛節,フ節が赤褐色。2004年5月に撮影した#H009とまったく同じ種ですが、違いについて説明できる資料は現在のところ得ていません。  
 H204 ヒゲナガハバチ(ハバチ科)  #H204−1 ヒゲナガハバチ(ハバチ科)
 撮影S10:2010/06/05 横浜市青葉区  撮影S10:2010/06/05 横浜市青葉区
 体長14mm前後。全体黄褐色で、頭頂,胸部背に黒い紋が見られ、胸部背には特徴的な( )の黒い紋がある。♂の触角は平たく長い。食草スミレ  


資料
膜翅目(11万3千種)>
 ・ハチ(スズメバチ,ミツバチ,アナバチ,ハバチ,ハナバチ,
    アシナガバチ,クマバチ,ハキリバチ,ジガバチ,ベッコウバチ)
 ・アリ(オオアリ,ヤマアリ,トゲアリ,サムライアリ,アミメアリ)
 膜翅目は、透明で薄くて丈夫な膜の様な羽を持っていることから名づけられました。この仲間は社会生活をする昆虫として知られています。羽は前翅,後翅の2対もっています。ハチは産卵管を変化させた毒針をもっています。完全変態の形態をとります。

双翅目>
 ・ハエ(イエバエ,キンバエ,ハナバエ,ショウジョウバエ)
 ・アブ(ハナアブ,ウシアブ,コウカアブ,シオヤアブ,ツリアブ)
 ・カ,ガガンボ,ブユ
 双翅目は、後翅が退化して2枚の羽、前翅しかないことから名づけられました。完全変態の形態をとります。

■セイヨウオオマルハナバチ:オランダやベルギーからトマトなどの受粉作業の効率化を目的に入ってきた帰化種のハナバチです。在来のオオマルハナバチより少し大きく、お尻の先が白いのが特徴です。全国的に涼しい地域で分布を広げ、島根県でも確認されています。特に北海道でハウスから逃げたハチが自然界で増え、日本のハナバチを脅かす勢いにあるそうです。またセイヨウオオマルハナバチは植物にも悪い影響を与えているようで、蜜を吸う管が短いことから、花の奥深くに蜜をもつ植物に対し、花を横からかじって穴開けて蜜を吸うことから、受粉が行われない弊害がでているそうです。(2007.10.11テレビ番組から)  

[注]撮影:又は撮影F:FUJIFILM FinePix−F410, 撮影C:OLYMPUS C−750UZoom, 撮影D:KONIKA MINOLTA DiMAGE−Z3

©2003-2008 Fukutomi design office All rights reserved