福光村・昆虫記リスト
カメムシ2(半翅目:はんしもく/カメムシ目>異翅亜目>カメムシ下目) S2-2
カメムシ科S2-1
カメムシ科
その他のカメムシ科S2-3
その他カメムシ
ヘリカメムシ
 S005−1  ホオズキカメムシ(ヘリカメムシ科)  #S005−2  ホオズキカメムシ(ヘリカメムシ科)
 撮影F7: 2009/05/01 温泉津町  撮影F7:2009/05/01 温泉津町
 体長10〜13mm。体色は灰黒褐色で、灰褐色した短い毛で覆われています。胸部の前縁に細かい鋸歯状のギザギザがあります。後肢腿節(たいせつ)は太く、カニ足の様な形をしています。主にホウズキやナスを吸汁します。  
 #S005−3  ホオズキカメムシ(ヘリカメムシ科)  #S005−4 ホオズキカメムシ(ヘリカメムシ科)
 撮影F7:2007/05/22 温泉津町  撮影F7:2007/05/22 温泉津町
 #S005−6 ホオズキカメムシ5齢幼虫(ヘリカメムシ科)  #S005−5 ホオズキカメムシ(ヘリカメムシ科)
 撮影S10:2011/08/12 温泉津町福光  撮影S10:2011/08/12 温泉津町福光
 S106 ミナミトゲヘリカメムシ(ヘリカメムシ科)  #S106−1 ミナミトゲヘリカメムシ5齢幼虫(ヘリカメムシ科)
 撮影F7:2007/10/07 相模原公園  撮影F7:2007/10/07 相模原公園
 体長16〜23mm。全体は地味で目立たない濃い褐色色で、肢は黄褐色をしています。前胸背の側角は鋭く尖って棘状です。クスノキ科のシロモジ,クスノキなどに寄生します。  
 #S018−1 キバラヘリカメムシ(ヘリカメムシ科)  #S018−2 キバラヘリカメムシ(ヘリカメムシ科)
 撮影F7:2005/10/18 温泉津町  撮影F7:2005/10/18  温泉津町
 #S018−4 キバラヘリカメムシ幼虫(ヘリカメムシ科)  #S018−6 キバラヘリカメムシ幼虫(ヘリカメムシ科)
 撮影S10:2009/10/07 相模原市  撮影F7:2007/09/22 温泉津町
 S018−5 キバラヘリカメムシ(ヘリカメムシ科) 詳細  S015 オオクモヘリカメムシ(ヘリカメムシ科)
 撮影F7:2007/10/07 温泉津町  撮影F:2004/05/16  温泉津町福光 林道
 体長14〜18mm。背面全体は茶褐色から黒褐色で、腹面が黄色い色をしています。図鑑で腹面は、黄褐色となっていますが、実際に見ると黄色から黄緑色の蛍光色に見えます。また腿節の中ほどが、透明感のある黄白から黄緑色をしています。ニシキギ、マユミなどの実に付きます。  体長17〜21mm。幼虫はネムの木に寄生し、成虫はカキなどの果実を吸汁します。胸部と小楯板が鮮やかな緑色をしています。クモヘリカメムシに似ていますが、大きいですし横幅もあります。
 #S015−1 オオクモヘリカメムシ(ヘリカメムシ科)  #S015−2 オオクモヘリカメムシ(ヘリカメムシ科)
 撮影F:2004/05/16  温泉津町福光 林道  撮影C:2004/09/02 温泉津町福光 山道
 #S015−4 オオクモヘリカメムシ(ヘリカメムシ科)  #S015−3 オオクモヘリカメムシ幼虫(ヘリカメムシ科)
 撮影S10:2009/05/25 温泉津町  撮影F7:2007/09/09 温泉津町
 #S015−5 ?(ヘリカメムシ科)  #S015−6 ?(ヘリカメムシ科)
 撮影F7:2005/08/10 温泉津町  撮影S10:2010/08/09 海老名市
 S007 クモヘリカメムシ(ホソヘリカメムシ科) 拡大  #S007−1 クモヘリカメムシ(ホソヘリカメムシ科) 拡大
 撮影F:2003/10/02  温泉津町福光  民家Kそばの畑  撮影F:2003/10/02  温泉津町福光  民家Kそばの畑
 体長16mm、アメンボの様に細く長い体をしていますが、カメムシです。体は緑、翅は茶色、長めの触角があります。稲科の植物を好んで吸汁します。当然稲も吸汁しますから害虫指定されています。  
 #S007−2 クモヘリカメムシ(ホソヘリカメムシ科)  #S007−6 クモヘリカメムシ(ホソヘリカメムシ科)
 撮影C:2004/08/22  温泉津町福光  撮影S10:2009/06/24 横浜市
 S110 ハラビロヘリカメムシ(ヘリカメムシ科) [拡大 S016 ホシハラビロヘリカメムシ(ヘリカメムシ科)
 撮影C:2004/05/17  温泉津町福光 林道   撮影C:2004/05/12  温泉津町福光
 体長13〜15mm。全体は淡い褐色で、細かな点刻が散らばっています。ホシハラビロヘリカメムシに似ていますが前翅の黒紋は不明瞭です。また腹部の幅が広く、触角第1節の長さが短い様です。  体長12〜15mm。クズ,フジなど特に豆科の植物に集まります。このカメムシは触角が太いです。褐色した前翅の中央には黒い1対の点があります。
 #S016−6,−7 ホシハラビロヘリカメムシ(ヘリカメムシ科)  #S016−8,−9 ホシハラビロヘリカメムシ(ヘリカメムシ科)
 撮影F7:2008/05/01  益田市美都町 双川峡  撮影GT6:2020/05/02  町田市
 #S016−2 ホシハラビロヘリカメムシ幼虫(ヘリカメムシ科)  #S016−5 ホシハラビロヘリカメムシ幼虫(ヘリカメムシ科)
 撮影F7:2005/10/11 温泉津町福光  撮影F7:2008/10/09 温泉津町福光
注:撮影地周辺で、ハラビロヘリカメムシは見たことがないそうですが、ハラビロヘリカメムシの5齢幼虫かもしれません。  
 S021 ホソヘリカメムシ(ホソヘリカメムシ科)詳細  #S021−1 ホソヘリカメムシ2齢幼虫(ホソヘリカメムシ科)
 撮影F7:2005/09/23  温泉津町  撮影F7:2005/09/23  温泉津町
 大きさはオオヘリとクモヘリの中間といった感じです。体長14〜17mm。後肢腿節が特徴的で、カニ足のガニ股です。幼虫,成虫共に稲類や豆類などを吸汁しますが、特にインゲン,大豆に付いて農作被害を与えます。  幼虫は写真からも分かる様にアリに似ています。行動も同じ行動をするそうです。成虫は飛んでいる姿がハチに似ているそうです。
 #S021−2 ホソヘリカメムシ(ホソヘリカメムシ科)  S021−3 ホソヘリカメムシ5齢幼虫(ホソヘリカメムシ科)
 撮影S10:2009/10/28  横浜市  撮影F7:2005/10/02  温泉津町
 S022 ハリカメムシ(ヘリカメムシ科)  S035 ホソハリカメムシ(ヘリカメムシ科)
 撮影C:2004/05/12  温泉津町福光  林道  撮影C:2004/07/12  温泉津町福光  田んぼ
 体長10〜12mm。前胸部の左右が三角横に張り出しているのが特徴です。イネ科の植物やタデ科の植物に寄生します。似ている種類にホソハリカメムシ,ヒメハリカメムシがいます。ホソハリカメムシに比べ角が横に張り出しています。ヒメハリカメムシはより褐色しています。
(2004.07.22訂正) A:ハリカメムシ,B:ホソハリカメムシ
   A  B
 体長9〜11mm。スズメノテッポウ,イヌビエなどのイネ科の植物に寄生します。イネの害虫として有名です。ハリカメムシによく似ていますが横に張り出した三角が少し小さいです。
 S023,−1 ツマキヘリカメムシ(ヘリカメムシ科) [拡大  #S023−2,−3 ツマキヘリカメムシ(ヘリカメムシ科)
 撮影F:2004/06/20 温泉津町福光 林道  撮影F7:2007/06/12 温泉津町
 メダケに20匹ぐらい集まって、集団で交尾していました。体長8〜10mm。運動靴の底の様な形をしています。黒い茶褐色で、触角の先端の橙色が目立っています。イタドリ,キイチゴなどの茎や、庭木のソテツによく集まります。似た仲間にオオツマキヘリカメムシがいます。♂のお尻の先で区別できるするそうでが、♀の区別は難しいそうです。 ♂A:ツマキヘリカメムシ
♂B:オオツマキヘリカメムシ
 #S090−1 オオヘリカメムシ(へリカメムシ科)  #S090−2 オオヘリカメムシ(へリカメムシ科)
 撮影S10:2009/06/24 温泉津町福光  撮影S10:2009/06/24 温泉津町福光
 S090 オオヘリカメムシ(へリカメムシ科)  S033 ヘリカメムシの幼虫?
 撮影F7:2006/07/09 温泉津町  撮影C:2004/05/18  温泉津町福光 林道
 体長19〜25mm。全体は闇褐色で、腹部中央が幅広く横に張り出している大型のヘリカメムシです。前胸部背板の肩部が前に突き出ています。アザミやフキ,モミジイチゴ,クマイチゴに集まります。 <似ている仲間>
●キバラヘリカメムシの幼虫に似ていますが、本種は触角が体長以上あります。
●フタスジハリカメムシの幼虫に似ていますが、本種は触角が体長以上あります。 

ヒメヘリカメムシ
 S117 ブチヒメヘリカメムシ(ヒメヘリカメムシ科)  S095 アカヒメヘリカメムシ(ヒメヘリカメムシ科)
 撮影F7:2007/10/22 温泉津町  撮影F7:2007/07/03 温泉津町
 体長6〜8mm。黄褐色から濃い褐色で、短い毛が密生しています。ヒメナガカメムシにも似ていますが、両眼中央後寄りに1対の突起が見られ、後肢腿節内側が黒いです。イネ科,タデ科,キク科の植物に寄生します。注:Stictopleurus punctatonervosus(Goeze)は、触角が斑になっているわけではないので、ブチヒゲヘリカメムシという名ではないようです。  体長6〜8mm。全体は赤味のある黄褐色で、細かな黒点が見られます。イネ科,タデ科植物に寄生し吸汁します。
 #S095−1 アカヒメヘリカメムシ(ヒメヘリカメムシ科)  #S095−2 アカヒメヘリカメムシ(ヒメヘリカメムシ科)
 撮影F7:2007/07/03 温泉津町  撮影S10:2011/05/02 横浜市緑区
 S136 ブチヒゲヘリカメムシの卵(ヒメヘリカメムシ科)  
 撮影S10:2009/06/24 温泉津町福光  
 キク科,イネ科,タデ科植物に寄生します。  


半翅目(2万5千種)>
 ・セミ(ミンミンゼミ,アブラゼミ,ニイニイゼミ,ツクツクボウシ,クマゼミ,ヒグラシ,ハルゼミ,クサゼミ,エゾゼミ,チッチゼミ)
 ・カメムシ(ナガカメムシ,サシガメ,ヘリカメムシ,トゲカメムシ,ナガメ,ナシカメムシ,クヌギカメムシ,スジカメムシ,クサギカメムシ)
 ・ミズカマキリ,アメンボ,タガメ,タイコウチ,ミズムシ,マツモムシ,コオイムシ,ナベブタムシ,コバンムシ
 ・アワフキ,アブラムシ,ヨコバイ,ウンカ,ハゴロモ,スケバ,ツノゼミ
 ・カイガラムシ,ロウムシ

 半翅目は口が注射針の形をし、樹木の樹液や、植物の汁を吸います。小動物の体液を吸う仲間もいます。目は1対の複眼がありその間に3個の単眼を持ちます。羽は前翅,後翅それぞれ1対あります。カメムシの前翅の特徴は、先は膜状で根元の半分は硬い構造になっています。半翅目とはここから付けられた名です。蛹にならない不完全変態の形態をとります。


[注]撮影:又は撮影F:FUJIFILM FinePix−F410, 撮影C:OLYMPUS C−750UZoom, 撮影D:KONIKA MINOLTA DiMAGE−Z3

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