福光村・昆虫記リスト
カメムシ1(半翅目:はんしもく/カメムシ目>異翅亜目>カメムシ下目) S2-1
ヘリカメムシ科S2-2
ヘリカメムシ
その他カメムシ科S2-3
その他カメムシ
カメムシ科
 S008−8  クサギカメムシ成虫(カメムシ科)  #S008−11 クサギカメムシ5齢幼虫(カメムシ科)
 撮影F7:2008/05/01 浜田市石見海浜公園  撮影S10:2010/08/09 横浜市
 体長14〜18mm、翅は濃い褐色のまだら模様をしています。特に豆類に付、果実などの汁も吸い農家の人から嫌われています。撮影者の家では、冬まじかになると家に入ってきて迷惑しているそうです。  
 S008−1 クサギカメムシ2齢幼虫(カメムシ科)  #S008−2 クサギカメムシ5齢幼虫(カメムシ科)
 撮影F7:2005/09/01 温泉津町  撮影F7:2005/10/11 温泉津町福光
 #S008−3 クサギカメムシの脱皮(カメムシ科)  #S008−5 クサギカメムシ4齢幼虫(カメムシ科)
 撮影F7:2007/06/30 温泉津町  撮影F7:2007/06/30 温泉津町
   2011.0725 4齢幼虫に訂正
 S114−1,−4 ブチヒゲカメムシ(カメムシ科)  #S114−2,−3 ブチヒゲカメムシ(カメムシ科)
 撮影F7:2008/08/15 温泉津町  撮影F7:2008/08/15 温泉津町
 体長10〜14mm。全体が赤褐色し、小楯板後方が白色をしています。黒い触角の節間が白く、斑(ぶち)になっていることからこの名が付いています。 ■似た仲間:ムラサキカメムシに似ていますがムラサキカメムシの側角は黒く、横に張り出しています。
 S011 ナガメ(カメムシ科) 拡大  #S011−1 ナガメ(カメムシ科)
 撮影C:2004/03/31  温泉津町福光  福光川土手  撮影C:2004/03/31  温泉津町福光  福光川土手
 体長8〜9mm、漆塗りの面の様な模様をしています。色は、黒地に橙色から赤色の模様です。
菜の花などのアブラナ科の植物につき、その汁を吸いすいます。
 ナタネの実のさやに止まって、交尾しているところです。
■ナガメを漢字で書くと菜亀(ながめ)と書くそうです。漢字からも分かる様に、名前はの花につく虫から付けられているそうです。
 #S011−3 ナガメ幼虫(カメムシ科) 下:4齢,上5齢  #S011−4 ナガメ(カメムシ科)
 撮影C:2006/06/29 浜田市国分町 石見海浜公園  撮影F7:2009/04/02 横浜市
 S024 アカスジカメムシ(カメムシ科) [拡大   #S024−1 アカスジカメムシ(カメムシ科)
 撮影C:2004/06/23  浜田市国分町 石見海浜公園  撮影C:2004/06/23  浜田市国分町 石見海浜公園
 体長9〜12mm。警戒色の黒地に5本の橙色縦縞が特徴です。誰かがマジックで書いた様な模様で、どうしてこの模様になったのか本人にお聞きしたいところです。翅は1枚に見えますが、キンカメムシと同じく、三角形の大きな小楯板で覆われていて、前翅,後翅共小楯板の下に隠れています。幼虫成虫共にヤブジラミ,シシウドなどセリ科の花穂や、種子の汁を吸います。  
 S066 シロヘリクチブトカメムシ(カメムシ科)  #S066−1 シロヘリクチブトカメムシ5齢幼虫(カメムシ科)
 撮影F7:2005/10/12 温泉津町  撮影S10:2009/10/15 温泉津町
 体長12〜15mm。体は闇褐色で、小盾板先と前翅(半翅鞘)の前縁が白または黄白色をしています。この白い模様が名前になっています。前胸部背の側角は横に飛び出し特徴的です。ガやチョウの幼虫を襲って、体液を吸います。  
 S151 ツヤアオカメムシ(カメムシ科)  #S151−1 ツヤアオカメムシ(カメムシ科)
 撮影S10:2011/01/23 横浜市瀬谷区  撮影S10:2011/01/23 横浜市瀬谷区
 体長14〜17mm。全体に緑色で、似た緑色の仲間に比べ強い光沢があり、側角は出っ張っていません。キリ,クワ,スギの樹上で生活し、ミカン,モモ,ナシ,カキなどの果実の汁を吸います。  年数回発生するようですが、越冬形態を含め、果実のないこの時期に成虫の姿で見かけることに関し、管理人は理由を知りません。
 S150 アオクサカメムシ(カメムシ科)  #S150−1 アオクサカメムシ5齢幼虫(カメムシ科)
 撮影S10:2010/06/29 相模原市  撮影F7:2005/11/11 
 触角の先が黒色ではなく、褐色していますので、ミナミアオクサカメムシの様にも見えます。地域によっては交雑種がいるそうなので、本HP.での同定は無理かもしれません。 ■ミナミアオクサカメムシ:体長12〜16mm。アオクサカメムシに似ていて、側角の張り出しが弱く、触角の先に見られる破線模様は、ミナミアオクサカメムシが褐色で、アオクサカメムシは黒色。
 #S150−2 アオクサカメムシ5齢幼虫(カメムシ科)  #S150−3 アオクサカメムシ5齢幼虫(カメムシ科)
 撮影S10:2010/06/29 相模原市  撮影S10:2010/06/29 相模原市
 S029 アオクサカメムシ♂,♀(カメムシ科)  #S029−1 アオクサカメムシ2(カメムシ科)
 撮影C:2004/08/05 温泉津町福光 畑  撮影C:2004/08/05 温泉津町福光 畑
 体長12〜16mm。トマトジュース吸ってます。各種野菜,果物,大豆などの豆類,稲穂を吸汁し、農作物を加害します。全体は鮮やかな緑色や黄緑色で、小楯板に3点の薄黄色の小斑紋があります。
<似た仲間>
●ミナミアオカメムシ:色や形が似ていますがミナミアオカメムシは縦に少し長いです。また結合板の黒い点が縁の端にしかありません。
●ツヤアオカメムシ:全体にツヤのある緑色で、小楯板に3点の小斑紋がありません。
 オクラを吸汁して口の中はネバネバと思います。写真下の♀の前胸部背と頭部に黄白の帯が見られます。変異した種類と思います。図書館で数冊の図鑑を調べましたが、この帯に関する記述はありませんでした。
■本種はミナミアオカメムシに似ていまのでミナミアオカメムシで調べたところ5種類ぐらいの型に分かれていました。S029は緑色型で、S029−1の下は緑色・白色帯型に相当することが分かりました。1:緑色型,2:緑色・白色帯型,3:緑色・黄色帯型,4:緑色・白色帯覆輪型など(2004.11.28追記)
 S123 ハナダカカメムシ(カメムシ科)  #S123−1 ハナダカカメムシ(カメムシ科)
 撮影F7:2009/05/10 温泉津町  撮影F7:2009/05/10 温泉津町
 体長5.0〜5.5mm。汚れた黄褐色に黒い小さな点が密に見られます。小さくて、光沢がまったくありませんから、土の固まりとか種子のようにも見えます。ヤブジラミの種子に集まり、汁を吸います。 ■ヤブジラミ(セリ科>ヤブジラミ属):種子が棘状の毛で覆われ、先がかぎ形に曲がっていることから、動物の毛に付着しやすい構造をしています。道端や荒地に生えている、すぐ服などにくっ付くあの植物です。
 S143 ミヤマカメムシの一種(カメムシ科)  #S143 ミヤマカメムシの一種(カメムシ科)
 撮影S10:2010/05/12 横浜市青葉区  撮影S10:2010/05/12 横浜市青葉区
体長約6.5mm。赤褐色に、濃く褐色した斑模様が見られます。
 S030 トゲシラホシカメムシ(カメムシ科)  S045 ムラサキシラホシカメムシ(カメムシ科)
 撮影C:2004/08/05 温泉津町福光 田んぼ  撮影X:2005/05/08 温泉津町井田
 稲穂を吸汁しているトゲシラホシカメムシです。体長5.5mm前後。黒い点刻が密にありますから地色が黄白でも全体は茶褐色に見えます。名前が示す様に前胸部背横にトゲ状の出っ張りがあり、小楯板(しょうじゅんばん)に黄白の1対の斑紋があります。イネ科の植物に寄生し、稲の害虫として知られています。  体長5mm前後。全体が黒っぽく見えますが黒っぽい紫色で、ツヤマルシラホシカメムシとも呼ばれています。一対の白楕円の斑が特徴です。タンポポやアレチノギクに付きます。
<似た仲間>
●ツヤマルシラホシカメムシ(図鑑によって別種として分類)
●マルホシカメムシ:全体の色が少し薄い。
●マルシラホシカメムシ:
●トゲシラホシカメムシ,オオトゲシラホシ〜:横の出っ張りが棘状。
 S144 ツヤマルシラホシカメムシ(カメムシ科)  #S144−1 ツヤマルシラホシカメムシ(カメムシ科)
 撮影S10:2010/05/17 横浜市  撮影S10:2010/05/17 横浜市
■色は、ツヤのないマルシラホシカメムシに似ていますが、光沢があり、黄白斑が大きいので、ツヤマルシラホシカメムシと同定しました。 ■本種は、ムラサキシラホシカメムシと同一種とされています。
 S130 ウシカメムシ(カメムシ科)  #S130−1 ウシカメムシ(カメムシ科)
 撮影S10:2009/05/14 温泉津町  撮影S10:2009/05/14 温泉津町
 体長8〜9mm。黄褐色に黒い点刻が密に散らばっていますので、全体的には闇褐色に見えます。特徴的な前胸背の側角が、牛の角の様に見えることからこの名が付けられています。肩と小楯板基部左右に黄白の紋が見られます。  アセビやシキミ,サクラ,ヒノキで見かけます。
 S120 ツマジロカメムシ(カメムシ科)  S046−1 ナカボシカメムシ(カメムシ科)
 撮影F7:2007/10/05 温泉津町  撮影F7:2005/11/12 相模原公園
 体長7.5〜10mm。全体は黒色で紫色を帯びています。前胸部背の後半に白い帯をもち、小楯板後端に目だった白い斑をもちます。クヌギ,ミズナラ,フジなどに寄生します。  体長8〜9mm。小楯板に特徴的な黒斑が4個見られます。クヌギ,ミズナラ,コナラなどに寄生します。
■似ている仲間>スコットカメムシ 
 S159 イネカメムシ(カメムシ科)  S118−2 シロヘリカメムシ(カメムシ科)
 体長12〜13mm。濃い褐色の点刻が一様に散在しているため、全体は茶褐色に見え、前翅の前縁が黄白の特徴的色彩をしています。イネ科植物に寄生し、イネの害虫として知られています。  体長12〜15mm。全体は緑褐色に見え、前翅の前縁が黄色い色をしています。イネカメムシに似ていますが、本種は頭部の側葉が前方で接していて、イネカメムシは接しておらず少しへ込んで見えます。ネザサ,ミヤマザサ,メダケなどのササに寄生します。
 #S118 シロヘリカメムシ(カメムシ科)  #S118−1 シロヘリカメムシ4齢幼虫(カメムシ科)
 撮影F7:2008/05/25 益田市美都町  撮影F7:2007/09/10 横浜市
※2011.09.28和田舟平さんのご指摘で、イネカメムシでないことが分り、シロヘリカメムシに訂正しました。
■和田さんのご指摘内容
イネカメムシは小楯板と前胸背に黒く小さい点があり、前羽に一対の白い点があります(こっちは不明瞭)。顔の方は中心の溝は先端まで細くならず真っ直ぐで、目の部分は前方が顔の一部で覆われていません。
シロヘリカメムシは顔の先端が尖るようにカーブを描いて狭まり、中心のみぞも細くくっつきます。それと目の前を覆うように目の所で広角に広がります。
 
 S054−6 ウズラカメムシ(カメムシ科)  #S054−1 ウズラカメムシ(カメムシ科)
 撮影F7:2009/05/10 温泉津町  撮影F7:2006/06/11 温泉津町
 体長8〜10mm。全体は褐色していて頭部先から前翅中央に2本の淡い褐色条が見られます。また2本の条の間は特に褐色していて、中央に細く淡い線がありますから、1対の黒い縦紋の様に見えます。頭部が三角形で大きく、先が尖って下向きです。ウズラに見られる目の上の口ばしから頭部後ろへの白い模様と、ずんぐりした体の印象から名が付けられている様です。  年2化性で、成虫で越冬します。エノコログサ,ススキ,スズメノチャヒキなどのイネ科の雑草に付き汁を吸います。
 #S054−2 ウズラカメムシ(カメムシ科)  #S054−5 ウズラカメムシ(カメムシ科)
 撮影F7:2006/06/11 温泉津町  撮影F7:2009/05/09 温泉津町
 S063 イチモンジカメムシ(カメムシ科)  S063−1 イチモンジカメムシ幼虫(カメムシ科)
 撮影F7:2005/09/22 温泉津町  撮影F7:2005/09/22 温泉津町
 体長9〜11mm。全体は淡い緑色で黒点が密に散らばっています。また全体が黄土色や薄い紫色の種がいるそうです。前胸部背の一文字の模様から名前が付けられていて、♀は白色〜黄白で、♂は淡い紅色をしています。写真は少し赤く見えますから♂の様ですが、色での判断は絶対ではないそうです。写真はマメ科のハギの葉に付いているところです。よくマメ科植物で見かけ、大豆の害虫として知られています。
■訂正:manabuさんという方の指摘で、横帯模様の色が♀と♂が反対になっている事が判りましたので、訂正しました。2009.12.28
横帯模様の色
♀:白色から黄白色。また、淡い緑色と記載した図鑑もある。
♂:淡い紅色で、紅色と記載される図鑑もある。
 4齢ぐらいの幼虫と思いますが、5齢かもしれません。本種は年に数回発生し、幼虫の姿で越冬します。
 #S063−2 イチモンジカメムシ4〜5齢幼虫(カメムシ科)  
 撮影F7:2005/09/22 温泉津町  
 S065 チャバネアオカメムシ(カメムシ科)  #S065−1 チャバネアオカメムシ(カメムシ科)
 撮影F7:2005/10/02 温泉津町  撮影F7:2005/11/05 温泉津町
 体長10〜12mm。胸部と小盾板が光沢のある緑色で、小点刻が密に見られます。秋頃に全体が褐色したタイプも見かけるそうです。前翅(半翅鞘)が茶色で、名前の由来になっています。複眼は茶色から赤茶色をしています。サクラ,クワの葉や果実の汁、スギの実の汁などを吸います。  本種は6月〜10月にかけて発生し、10月頃に発生する種類の中に、頭部,前胸部背,小楯板が褐色したタイプがいます。
 #S065−2 チャバネアオカメムシ(カメムシ科)  #S065−3 チャバネアオカメムシ(カメムシ科)
 撮影F7:2006/06/11 温泉津町  撮影F7:2006/06/11 温泉津町
 #S065−5 チャバネアオカメムシ5齢幼虫(カメムシ科)  #S065−6 チャバネアオカメムシ(カメムシ科)
 撮影F7:2007/09/09 温泉津町  撮影F7:2008/11/13 温泉津町


 S065−4 チャバネアオカメムシの卵(カメムシ科)  #S008−7 カメムシの卵(カメムシ科)
 撮影F7:2007/08/26 温泉津町  撮影F7:2007/08/26 温泉津町
 全体に汚れた黄白色をしていて、蓋(ふた)に褐色した”小”の字が見える卵です。  
 S064−2 マルカメムシの卵(マルカメムシ科)  #S064−7 マルカメムシの卵(マルカメムシ科)
 撮影F7:2007/06/30 温泉津町  撮影S10:2009/05/26 温泉津町


◆カメムシの呼び名
 大部分のカメムシは、攻撃を受けた時揮発性の高い匂いのある分泌液(悪臭)を放ちます。このことから福光村では、一般人もセレブな人もヘコキムシと呼んでいますが、各地の呼び名は少し違うようです。一部調べてみました(ヘクサムシ、クサガメ、クサムシ、オガムシ、ヘッピリムシ)。
◆カメムシが放つ悪臭について
 カメムシが攻撃を受けた時放つ悪臭は、実際お尻の穴から出ている訳ではありません。幼虫は背中から成虫は胸部の腹部よりの専用の穴からヘキサナール、オクテナール,ディセナール成分の合成された分泌液を放出しています。この分泌液が皮膚の弱い人に付くと火傷(やけど)の状態になります。集団生活をする種類はヘキサナールの成分を警報フェロモンとし、周囲のカメムシに逃げるように知らせているそうです。 
半翅目(2万5千種)>
 ・セミ(ミンミンゼミ,アブラゼミ,ニイニイゼミ,ツクツクボウシ,クマゼミ,ヒグラシ,ハルゼミ,クサゼミ,エゾゼミ,チッチゼミ)
 ・カメムシ(ナガカメムシ,サシガメ,ヘリカメムシ,トゲカメムシ,ナガメ,ナシカメムシ,クヌギカメムシ,スジカメムシ,クサギカメムシ)
 ・ミズカマキリ,アメンボ,タガメ,タイコウチ,ミズムシ,マツモムシ,コオイムシ,ナベブタムシ,コバンムシ
 ・アワフキ,アブラムシ,ヨコバイ,ウンカ,ハゴロモ,スケバ,ツノゼミ
 ・カイガラムシ,ロウムシ

 半翅目は口が注射針の形をし、樹木の樹液や、植物の汁を吸います。小動物の体液を吸う仲間もいます。目は1対の複眼がありその間に3個の単眼を持ちます。羽は前翅,後翅それぞれ1対あります。カメムシの前翅の特徴は、先は膜状で根元の半分は硬い構造になっています。半翅目とはここから付けられた名です。蛹にならない不完全変態の形態をとります。


[注]撮影F:FUJIFILM FinePix−S7000, 撮影C:OLYMPUS C−750UZoom, 撮影D:KONIKA MINOLTA DiMAGE−Z3

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