半翅目.S3-2福光村・昆虫記リスト
半翅目3:はんしもく/カメムシ目 その他.S3-2
セミS1
セミ
カメムシS2
カメムシ
アワフキ,ヨコバイ,ウンカ,ハゴロモS3-1
その他
 S3-1 アワフキムシ ハゴロモ ウンカ ヨコバイ グンバイムシ ミミズク アメンボ コオイムシ
 S3-2: キジラミ アブラムシ カイガラムシ
 
キジラミ
 S052 ベニキジラミ(キジラミ科)  S087 クワキジラミ幼虫(キジラミ科)
 撮影C:2005/05/17 大田市 大江高山  撮影F7:2007/05/11 温泉津町
 体長1.5〜2.4mm。体全体は朱赤色から紅色をしています。翅脈は黄色で、翅全体は透明です。翅の先が丸く、同じ体色の翅をもつアブラムシと区別できます。■寄生植物:アケビ,ムベ
■シラミと付く種目は、ハジラミ目とシラミ目の2種目です。キジラミは半翅目の中のキジラミ科に属し、全然違う種類です。(鳥の羽に付くのがハジラミ目の仲間で、哺乳類に付くのがシラミ目の仲間です。)
 フワフワと風になびく白い糸の様なものは、クワキジラミ幼虫の尾端に付いている分泌物です。毎年5月の時期にクワの葉裏に大量発生する害虫です。
 S083−2 トベラキジラミ(キジラミ科)  #S083−3 トベラキジラミ(キジラミ科)
 撮影F7:2007/05/11 温泉津町  撮影F7:2007/05/22 温泉津町


アブラムシ
 S010 キョウチクトウアブラムシ(アブラムシ科)  #S010−1
 撮影C:2003/11/08 温泉津町福光  民家Kそば 
 ナナホシテントウを撮影したそのそばにいたアブラムシです。植物の汁を吸う一般的に言われる害虫です。アリマキともよばれ、お尻から甘い汁を出しアリに与え、アリに守ってもらう共生関係にあることは有名です。 ■春に卵からかえるのは♀で、単為生殖により、卵胎生(体内で卵を成熟させ幼虫の姿で産む)でクローンの♀を産みます。しばらく♀同士の社会生活をし、秋になって♂も産み、♂♀の交尾(有性生殖)によって卵を産み、卵で越冬します。訂正:アブラムシの卵胎生は、幼虫の姿で産むのではなく、途中まで卵の殻をかぶった状態で産み、産み落とされる瞬間に殻がさけて幼体が現れるようです。足、触角など抵抗するものがない殻を被った状態で産むことは理にかなったことと思います。 
 S050 アブラムシの一種(アブラムシ科)  S051 アブラムシの一種(アブラムシ科)
 撮影C:2005/05/17 温泉津町井田  撮影C:2005/05/17 温泉津町井田
 S077 クリオオアブラムシ(アブラムシ科)  #S077−1 クリオオアブラムシ(アブラムシ科)
 撮影F7:2006/11/03 温泉津町  撮影F7:2006/11/03 温泉津町
 大きなアブラムシで、翅がないタイプは体長3〜4mm、翅のあるタイプは4〜4.5mmあります。全体は黒く、鈍い光沢があり、お尻に生える角状管(かくじょうかん)は他のアブラムシに比べて短いです。クリ,コナラ,クヌギ,カシに寄生します。
     
■クリオオアブラムシの1年
・春に孵化(ふか)して生まれる種は♀です。
・春から夏の時期は♀だけで大きな集団をつくってクリの木などに寄生します。♀は交尾することなく、クローンを幼虫形態で生みます。
・秋になると翅のある♂が生まれ、♀と交尾して♀は産卵します。
・卵で越冬し、翌年春に孵化することで新しい世代に代わって行きます。
 #SX07−1,−2 クリオオアブラムシの卵(アブラムシ科)  #SX07−3,−4 クリオオアブラムシ(アブラムシ科)
 撮影SX00:2011/01/22 神奈川県相模原市  撮影SX00:2011/01/22 神奈川県相模原市
 村上さんが、相模原公園近くで撮影された写真です。すごい卵の数ですね。太い枝の下側に、黒い帯の様に産み付けられていたそうです。写真#SX07−2の奥のクリの木の黒い部分も卵のようです。管理されていないクリ畑なのでしょうね? 上:卵に光沢があるように見えるのは、弱い粘着性の物質で被われているためで、ほこりや死んだ成虫がくっ付いているのはそのためです。別の方からの写真で分かったことですが、生み付けられて間もない頃は、茶色色をしているようです。
下:干乾びたクリオオアブラムシ
 S081 イバラヒゲナガアブラムシ有翅型(アブラムシ科)  #S081−1 イバラヒゲナガアブラムシ有翅型(アブラムシ科)
 撮影F7:2007/05/05 温泉津町  撮影F7:2007/04/10 温泉津町
 写真は有翅型の成虫です。幼虫は全体に緑色ですが、成虫は頭部と胸部前当たりが赤いです。一対の角状管(かくじょうかん)は黒く、尻先の一本の尾片は黄緑色です。周りの小さいアブラムシはこの姿で産み落とされた幼虫で、幼虫同士は同じ遺伝子を持つクローンです。バラやノイバラに寄生します。  
 S080 ネギアブラムシ有翅型(アブラムシ科)  
 撮影F7:2007/05/05 温泉津町  
 ネギに寄生します。  


カイガラムシ
 S152 タマカタカイガラムシ(カタカイガラムシ科)  #S152−1 タマカタカイガラムシ(カタカイガラムシ科)
 撮影S10:2010/05/01 神奈川県座間市  撮影S10:2011/03/06 神奈川県座間市
 ♀は直径約4.5mmの球形で、光沢のある褐色色をしていて、数本横紋が見られます。バラ科に寄生します。 ■白いロウ物質を付けた小さいなカイガラムシが♂で、翅のある成虫の体長は約1.5mmです。
 S038 ツノロウムシ♀(カタカイガラムシ科)  #S038−1 ツノロウムシ♀(カタカイガラムシ科)
 撮影D:2004/12/22 浜田市  撮影D:2004/12/22 浜田市
 全体は灰白のロウ物質で覆われ、ゴツゴツした半球型をしています。ロウ物質の外形は直径6〜9mm。名前にもあるツノは周囲に8本天辺に1本見られます。ツノは日にちが経過すると丸くなり消失するそうです。幼虫の時期は肢があり、歩いて葉や枝に移動し吸汁します。3齢幼虫になると気に入った樹皮の柔らかい小枝に定着し、成虫となります。写真はもう肢がなくなってしまった♀の成虫です。♂は見ることが難しいそうですが、翅があり飛ぶことができるそうです。写真はクワに付いていますが、色々な木の枝に付き吸汁します。主にカンキツ類,モモ,カキ,ナシ,ハゼなどに寄生します。沢山付くと枝が枯れたり、スス病を発生するそうです。 ■ツノロウムシをツノロウカイガラムシとも言います。
<似た仲間>
●カメノコロウムシ(カメノコロウカイガラムシとも言う):ロウ物質の直径3〜4mmのツバのある帽子状で、白いロウ物質に覆われています。大きさはツノロウムシよりかなり小さいです。ツノロウムシとの違いは、♀が成虫になっても肢が退化せず残っていることで、秋頃定着していた葉から枝へ移動します。♂は普通に見かけるそうですが、体長は1mm前後で小さく農業関係者以外あまり見かけることはなさそうです。
■見た目の判断:カメノコロウムシは小さく、形は丸く八角でない。
 #S038−3 ツノロウムシ♀(カタカイガラムシ科)  #S038−4 ツノロウムシ♀,♂(カタカイガラムシ科)
 撮影D:2005/01/15 浜田市  撮影F7:2006/02/10 浜田市
 何れも6mm以上ありますのでツノロウカイガラムシです。  翅があるアブラムシに見えるのが♂と思われます。
 S111 カメノコロウムシ♀(カタカイガラムシ科)  #S111−1 カメノコロウムシ♀(カタカイガラムシ科)
 撮影F7:2008/03/21 小田急線相武台駅前  撮影F7:2008/03/21 小田急線相武台駅前
 カメノコロウカイガラムシともいい、ツバのある帽子状で白いロウ物質によって覆われています。大きさはツノロウムシよりかなり小さいく、ロウ物質の直径は3〜4mmです。  ツノロウムシとの違いは、♀が成虫になっても肢が退化せず残っていることで、秋頃定着していた葉から枝へ移動します。写真は冬でも緑色の葉を付けるツル植物で、そのまま葉に定着したようです。
 S041−1,−2 ルビーロウムシ♀(カタカイガラムシ科)  #S041−4,−5 ルビーロウムシ♀(カタカイガラムシ科)
 撮影D:2005/04/02  撮影S10:2011/04/17 神奈川県座間市
 ♀の介殻(かいがら:ロウ物質)は直径3〜4mmのツバ付き帽子形で、本体は楕円(だえん)です。♂は1mm前後のアブラムシ形で、翅をもっています。♀の介殻の色は薄い紅色から濃い紅色まで変化し、縁沿いに白い線が波打っています。カキ,チャ,カンキツ類の葉や枝に付き、吸汁します。沢山付くと吸汁により付いた枝が栄養不になることと、排泄物に発生するスス病が問題だそうです。  ルビーロウムシのことをルビーロウカイガラムシとも呼びます。名の由来は色と形が宝石のルビーに似ているからだと思います。
 S163 イボタロウムシ♂(カタカイガラムシ科)  #S163−1 イボタロウムシ♂(カタカイガラムシ科)
 撮影S10:2012/10/09 温泉津町沖泊港  撮影S10:2012/10/09 温泉津町沖泊港
 ♀は、薄いセルロイド質の殻を付けた10mmぐらいの楕円の形で、別名イボタカイガラムシと呼ばれています。♀の個体数は多くありません。♂がモクセイ科のトネリコ,ヒトツバタゴ,イボタノキ,ネズミモチなどの枝に集団で寄生し、ガマの穂状の蝋(ろう)の固まりをつくります。
※見た感じの異様な白さから例えれば、「きりたんぽ」や、木の枝に餅を付ける「花餅かざり」の方が分りやすい例えかもしれません。
■水蝋蝋(いぼた・ろう):イボタロウムシがつくる蝋は、イボタロウや白蝋(Chinese wax)と呼ばれ、主に滑り蝋として販売されています。敷居や襖(ふすま),障子,引き出し,軸物のそろばんなど、滑りをよくするために使われ、家具・工芸品のツヤ出し、止血薬にも利用されるそうです。
 S126,−2 ヒモワタカイガラムシ♀(カタカイガラムシ科)  #S126−1,−3 ヒモワタカイガラムシ♀(カタカイガラムシ科)
 撮影F7:2009/05/14 温泉津町  撮影F7:2009/05/14 温泉津町
 体長♀3〜7mm(茶色い部分)、♂約1mm。5月頃に木の枝などに固着し、綿状のロウ物質でリングを形成しながら産卵します。ヤナギ,ミカン,クワの葉や枝に寄生します。  一般に見られる光景は、群れとなってぶら下がっています。
 S086 クワワタカイガラムシ(カタカイガラムシ科)  #S086−1 クワワタカイガラムシ(カタカイガラムシ科)
 撮影F7:2007/05/11 温泉津町  撮影F7:2007/05/11 温泉津町
 体長5.5〜7mm。巾広の楕円形で、黄褐色に灰黒の斑紋が見られます。卵嚢(らんのう)をもつ時期になると柔らかくなり、斑紋は消えて薄い黄褐色になります。卵嚢は体の後方が持ち上げられるように形成し、体長より少し長いくらいまで成長します。クワやエノキ,コブシ,モクレン,ミズキ,サクラ,カキ,カエデ,トチノキなどに寄生します。  
 S129 ミカンヒモワタカイガラムシ(カタカイガラムシ科)  #S129−1 ミカンヒモワタカイガラムシ(カタカイガラムシ科)
 撮影F7:2009/05/14 温泉津町  撮影F7:2009/05/14 温泉津町
 体長4〜5mm。形は円形から楕円で、横から見ると二つの隆起が見られます。全体は茶褐色で、小黒点が点在し周縁が青黒く縁取られています。  ミカン,ナシ,カキ,チャ,モクレン,クスノキ,ヒサカキ,クチナシ,サンゴジュなどに寄生します。
 #S086−4 (科)  #S086−5 (科)
 撮影F7:2007/05/17 温泉津町  撮影F7:2007/05/17 温泉津町
 #S075 (カイガラムシ科)  #S075−1 (カイガラムシ科)
 撮影F7:2006/06/11 温泉津町  撮影F7:2006/05/17 温泉津町
 ミカンの枝に付いたカイガラムシ。  ミカンの枝に付いたカイガラムシ。
S133,−1 ケヤキフクロカイガラムシ(フクロカイガラムシ科)  S138,−1 タケフクロカイガラムシ(フクロカイガラムシ科)
 撮影F7:2009/05/03 相模原市 相模原公園  撮影S10:2009/07/22 温泉津町
 白い「殻のう」は3mm前後で、各体節は波うっていて、中央は線状に窪んでいます。ケヤキの小枝が分岐するところなどに寄生します。  
S039 イセリアカイガラムシ(ワタフキカイガラムシ科)[ 詳細  #K265 イセリアカイガラムシベダリアテントウ
 撮影D:2004/12/22 温泉津町 撮影S10:2010/03/14 相模原公園
 ワタフキカイガラムシともいいます。体長♀4〜6mm、♂3mm前後。ミカンなどのカンキツ類やナンテンに発生します。体は楕円の小判型で、暗い橙黄褐色をしています。背は著しく隆起していて、波打った白いロウ物質がくっ付いています。またロウ物質の溝に沿うように長くて白い透明感のある毛が生えています。幼虫期は葉に定着して汁を吸い、成虫期に移動して幹や枝に定着して汁を吸います。  イセリアカイガラムシにはベダリアテントウと言う天敵がいます。
■ベダリアテントウ: オーストラリアから侵入してきたイセリアカイガラムシが、日本のカンキツ類を吸汁する被害が発生したため、オーストラリア原産の天敵、ベダリアテントウを導入して駆除することになったそうです。現在両種共に本州,四国,九州,南西諸島に定着し、帰化種として知られています。体長3.5〜4.0mm。翅は赤地で、5つの紋と、会合部が黒いです。ナナホシテントウのような派手な警戒色ではなく、全体が黄白の短毛で覆われ、くすんだ色をしています。
 #S039−3 イセリアカイガラムシ(ワタフキカイガラムシ科)  #S039−8 イセリアカイガラムシ(ワタフキカイガラムシ科)
 撮影D:2005/01/04 温泉津町  撮影S10:2011/01/23 横浜市瀬谷区
 #S039−5 イセリアカイガラムシ(ワタフキカイガラムシ科)  #S076 (ワタフキカイガラムシ科)
 撮影F7:2006/12/10 温泉津町  撮影F7:2006/06/11 温泉津町
 S049 オオワラジカイガラムシ♀(ワタフキカイガラムシ科)  #S049−5 オオワラジカイガラムシ♀(ワタフキカイガラムシ科)
 撮影D:2005/05/07 温泉津町  撮影F7:2009/05/14 温泉津町
 #S049−1 オオワラジカイガラムシ  #S049−3 オオワラジカイガラムシ♀♂ [拡大
 撮影D:2005/05/07 温泉津町  撮影X:2006/05/04 温泉津町今浦
 体長成虫♀8〜12mm(日本で最大)、♂約5mm。♀は、全体に暗い赤褐色で、縁が橙色、白いロウ物質の綿や粉で覆われています。肢や触角は黒色をしています。ナラ科のナラ,カシ,シイなどやケヤキの木の枝や葉上を移動して吸汁します。  ■♂の成虫の姿は♀とは異なります。写真で上に乗っているのが闇褐色の前翅をもつ♂で、後翅は退化しています。体は細長く頭胸部は黒色で、腹部はくすんだ紫色をしています。
 #S049−6 オオワラジカイガラムシ♀(ワタフキカイガラムシ科)  #S039−6 イセリアカイガラムシ♂ [拡大
 撮影F7:2007/05/11 温泉津町  撮影F7:2007/05/11 温泉津町
 クモの巣にひっかかっていたカイガラムシです。既にお亡くなりになっている様です。 訂正2007.12.20:一段上の写真と同じオオワラジカイガラムシの♂と同定していましたが、イセリアカイガラムシも体が赤紫で、闇黒の翅をもつことが分かりました。
 S048 ハワードワラジカイガラムシ♀(ワタフキカイガラムシ科)  S048−1 ハワードワラジカイガラムシ
 撮影C:2005/05/17 温泉津町井田  撮影X:2005/05/17 温泉津町今浦
 体長♀10mm前後で、オオワラジカイガラムシより少し大きく、日本で一番大きいとされています。全体は淡い黄褐色から淡い橙色で、白いロウ物質の綿や粉で覆われています。肢や触角は黒色をしています。  寄生する木は、クワ,ミカン,チャ,ブドウなどで、動き回って柔らかい幹や枝を吸汁します。
 S042 ツツジコナカイガラムシ(コナカイガラムシ科)  #S042−1 ツツジコナカイガラムシ(コナカイガラムシ科)
 撮影D:2005/04/03 温泉津町  撮影D:2005/04/03 温泉津町
 全体は3〜4mm。ワラジムシを粉にまぶした様に見えます。ツツジ,サツキの新芽や葉の付け根に付き、スス病を併発する害虫です。幼虫で越冬し、年1回発生し、5月頃孵化します。 <似た仲間>ミカンコナカイガラムシ(コナカイガラムシ科):
 S053 オオワタコナカイガラムシ卵嚢(コナカイガラムシ科) #S053−1 オオワタコナカイガラムシ卵嚢(コナカイガラムシ科)
 撮影C:2005/05/17 温泉津町井田  撮影C:2005/05/17 温泉津町井田
 オオワタコナカイガラムシの卵嚢(らんのう)と思います。この中に沢山の卵が入っています。成虫の♀は7〜8mm前後で、粉をまぶしたワラジ形をしています。♂には翅があり、飛ぶことができます。 ■寄生植物:クワ科のクワ・イチジク,バラ科のサクラ・リンゴ,エノキ,カキ(上の写真はカキの葉の裏)


半翅目(2万5千種)>
 ・セミ(ミンミンゼミ,アブラゼミ,ニイニイゼミ,ツクツクボウシ,クマゼミ,ヒグラシ,ハルゼミ,クサゼミ,エゾゼミ,チッチゼミ)
 ・カメムシ(ナガカメムシ,サシガメ,ヘリカメムシ,トゲカメムシ,ナガメ,ナシカメムシ,クヌギカメムシ,スジカメムシ,クサギカメムシ)
 ・ミズカマキリ,アメンボ,タガメ,タイコウチ,ミズムシ,マツモムシ,コオイムシ,ナベブタムシ,コバンムシ
 ・アワフキムシ,アブラムシ,ヨコバイ,ウンカ,ハゴロモ,スケバ,ツノゼミ,ミミズク
 ・カイガラムシ,ロウムシ

 半翅目は口が注射針の形をし、樹木の樹液や、植物の汁を吸います。小動物の体液を吸う仲間もいます。目は1対の複眼がありその間に3個の単眼を持ちます。羽は前翅,後翅それぞれ1対あります。カメムシの前翅の特徴は、先は膜状で根元の半分は硬い構造になっています。半翅目とはここから付けられた名です。蛹にならない不完全変態の形態をとります。

[注]撮影F:FUJIFILM FinePix−S7000, 撮影C:OLYMPUS C−750UZoom, 撮影D:KONIKA MINOLTA DiMAGE−Z3

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